五月人形の収納場所やしまうタイミング。保管方法と防虫剤や乾燥剤の注意点!

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兜飾り

端午の節句に、男の子の健やかな成長を願う五月人形は、雛人形のようにすぐ片付けなければいけない、という決まりはありません。

とはいっても、季節の飾り物なので、年中飾りっぱなしにされる方も少数派なのではないでしょうか。

兜飾りや鎧飾りの収納に適した場所は?

仕舞うタイミングや保管の方法、防虫剤や乾燥剤を入れる時の注意点をまとめてご紹介します!
  

五月人形の収納場所としまうタイミング

武者人形や兜飾りには、金属や絹が使われています。

そのため、保存状態が悪いと、カビやサビついてしまうので注意が必要です。

五月人形を収納する場所は、

・風通しが良い場所
・大きな寒暖差がない場所
・直射日光が当たらない場所

を選ぶのが理想的。

湿気はカビが生える原因に、寒暖差が大きいと結露が生じてしまい、カビやサビの原因に、そして直射日光の紫外線は、色褪せや変色、ひび割れの原因になってしまうからです。

販売店に確認すると、押入れの上の段や天袋(和室とかの天井側にある戸棚の中)がおすすめとの事。

ただし、天袋は夏場の気温が上がりやすいので、こまめに換気してあげるといいそうです。

私の実家は屋根裏もあるんですが、夏場はかなり熱くなってしまうのでNG。

でも今時は、屋根裏でも温度変化が少ない住宅もあるので、日中の温度などを確認してみてくださいね。

押入れも閉めっぱなしでは湿気が溜まりやすいので、すのこを敷いたり、定期的に風通ししてあげましょう。

購入した時の状態を保つには、定期的な虫干しが必要だといわれます。

使用しない(飾らない)年でも、湿気が少ない晴れた日に、箱から出して日のあたらない風通しのよい場所に並べてあげましょう。

仕舞うタイミング

五月人形をしまうタイミングですが、あまり遅くなると梅雨入りしてしまいます。

こどもの日を過ぎたのち、できれば5月の中旬頃までの、晴天が続いて乾燥した日に片付けるのがおすすめ。

雨の日やその翌日などにとりかかると、兜飾りを収納する時に湿気まで箱に入れてしまうことになりますので、週間天気予報をチェックして、最適な片付けのタイミングを逃さないようにしましょう!

次章で、収納時に必要な道具もご紹介していますので、事前に用意しておくとスムーズに進みますよ♪

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五月人形の保管方法とお手入れのコツ

五月人形を収納するときは、そのまま箱にいれるのではなく、埃や汚れを取り除いて、シミやサビになるのを防ぎます。

作業する際に手垢が付かないよう、ジュエリーや貴金属店の店員さんがつけている白い手袋(ジュエリーグローブやドライブ手袋などと呼ばれます)を使うのがベスト。

薄手のビニール手袋でも構いませんが、蒸れちゃうんですよね(^_^;)

必要ならマスクや三角巾をつけて、準備OK!

まずは、"羽根ばたき"を使って丁寧にホコリを払います。

毛はたきは購入時に付属してくることが多いですよね。

はたきがない場合は、未使用のメイクアップブラシなど、毛先の柔らかい筆でもOK。

ケース飾りの場合でも、羽はたきで撫でるように、ケースについたほこりを払いましょう。(アクリルケースは擦ると傷がつくので気をつける)

ぱっと見、ほこりをかぶっていないようでも、目に見えない細かい塵が付いているものですので、ここは怠らずに。

ハンディモップには薬品が使われているものもあるので注意しましょう。

兜飾りや鎧飾りは、飾った時と逆の順番で分解し、塗りや金属の部分についた手垢を、柔らかい布で乾拭きします。

お櫃にしまう時にぶつかり合って破損しないように、付属の布や柔らかい紙に包んで収納します。

紙や布で包むことで、吸湿効果も期待できます。

備え付けの布や紙がぼろぼろになっている場合、薄葉紙(うすようし)などで代用しましょう。

↑洋服やバッグなどを購入した時に包んでくれる、あの薄い紙ですね。

新聞紙はインクが付着することもあるので、直接包むのは避けた方が無難です。

箱の隙間に詰める際はふんわりと丸めるようにして、ギュウギュウ詰め込みすぎないようにしましょう。

五月人形に使う防虫剤や乾燥剤の注意点

絹糸は虫食いが心配。

桐箱に収納する場合は、防虫効果が期待できますが、油断は禁物です。

五月人形を保管する際は防虫剤でしっかり対策しましょう。

ここで注意したいのが、専用の防虫剤を使うということ。

素材によって防虫剤との相性も違ってきますので、購入店の指示に従うのが基本ですが、人形に使用可能と記載がない防虫剤では、思わぬ変色やサビなどを引き起こすことがあるのだそう。

また、専用の防虫剤でも使用量や使い方を誤ると兜や鎧を傷めることがあるので、使用上の注意を守るようにしましょう。

乾燥剤を入れてもいいの?

五月人形に湿気は大敵!とはいいましたが、乾燥剤と防虫剤は併せて使うと、化学反応が起きて、兜や鎧にダメージが生じる可能性が!

防虫剤と乾燥剤は併用しないか、離して入れるようにします。

乾燥剤は食品用のシリカゲルで構いませんが、五月人形に直接触れないようにします。

また、乾燥しすぎると、ひび割れしてしまうことがあるので、入れすぎにも注意。

我が家では、押し入れの中に除湿剤&梅雨時期には除湿機をかけるようにしています。

おわりに

年に一度の出し入れだからこそ、保存状態に気をつけたい五月人形。

購入店推奨の保管方法、お手入れを守って大切な兜や鎧が劣化しないようにしましょう!

九州出身の私は、つい「しまう」ことを「なおす」と言ってしまうんですが、関東に住む甥っ子たちは「?」「修理するの?」って不思議顔になります(笑)。

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