屋久島の南西に位置する栗生地区は、川や海、滝もあって、キャンプやシュノーケリングを楽しむことができる穴場スポット。
屋久島でウミガメ観察といえば永田浜が有名ですが、栗生浜もウミガメが産卵に訪れるため、運が良ければ観察することができます。
屋久島で海や川遊び、魚を観たりしたいならおすすめ!
栗生の観光スポットをご紹介します。
屋久島・栗生の海水浴場、ウミガメ観察場所
栗生地区には、川も海も、山も滝もあって、夏場は遊ぶ場所に困らないほど。
屋久杉といえば安房地区や宮之浦地区を拠点とする観光客が多い為、そこから遠い栗生集落はあまり観光客で混雑することもない、穴場なスポット。
宮之浦港からは車で約90分、屋久島空港からは車で約50分ほど。
屋久島交通バスを利用してアクセスした場合、宮之浦港から栗生橋までは1,800円近く運賃がかかります。
乗り放題の乗車券か、レンタカーを利用するのが得策です。
栗生浜海水浴場
宮之浦・安房方面から、尾之間(おのあいだ)・平内地区などを経由して栗生集落に入ると、県道78号線沿い、左側に栗生海水浴場が見えてきます。
ビーチの広さは永田浜ほどではありませんが、海水浴場となっているので、シャワー・トイレの設備があります。
建物の脇のスペースに無料で駐車できます。
日よけとなる建物(監視員あり)があり、すぐ目の前は白砂のビーチ。
波打ち際から数歩海に入ると、急に足元が深くなります。そこからあっという間に大人でも背が届かない深さになるので、浮き輪があったほうが泳ぎやすいです。
栗生浜海水浴場では、5月頃からウミガメが産卵のため上陸します。永田浜のように予約制のツアーではなく、知り合い同士で集まって監視員(NPO法人やボランティア)の指示に従って観察するようなスタイル。(今後は不明)
産卵・孵化シーズンは夜の浜に勝手に立ち入ることができないので注意しましょう。
ウミガメを見られるかどうかは運次第ですが、星空も綺麗ですよ☆
サゴシ浜海水浴場
ウミガメの上陸ポイントとして、栗生浜とは別にサゴシ浜海水浴場があります。
(ちょっとGoogleMapの位置が違うような…)
栗生川を挟んだ反対側の海なので、栗生浜海水浴場からは、車でぐるっと遠回りして5分ほど。
後程紹介する、青少年旅行村から先に進み、3つに分かれた道を左に進むとサゴシ浜にでます。
砂浜とごつごつした岩が一緒になった、変わった海水浴場です。(こぶら瀬とも呼ばれます)
台風などの影響で砂がさらわれて、駐車スペースが狭くなってしまいましたが、シャワー(協力金制)やテーブルセットあり。
昼間は海水浴場としての監視員はいませんので、危険な場所などは自分で判断する必要があります。
ですが、魚はいっぱいいるし、孵化した子ガメに会えるチャンスも。(海に帰るまで温かく見守ってくださいね)
星砂も見つける事ができますよ☆
屋久島・栗生のシュノーケリングスポット
屋久島のダイビングスポットとしては一湊が有名ですが、子供でもシュノーケリングしやすいのが、潮が引いたあとにできる天然の潮だまり(タイドプール)。
塚崎海岸タイドプール
栗生橋を渡った先、県道78号線を進んで看板を目印に左折すると、青少年旅行村があります。
さらに先に進み、3つに分かれた道の右側が塚崎海岸。
タイドプールは塚崎海岸のすぐ正面にでてきます。(タイミングによっては濁っていることも…)
大人が泳ぐほどのサイズではないのですが、いろんな海の生き物をみることができるので、海中メガネは必須。
サゴシ浜もそうですが、自然の海なので、危険生物もいます。触ろうとしたり、危害を加えたりしないように注意しましょう。
また、岩場が多いので、滑りにくいビーチシューズや日よけ用の帽子もあると便利です。
屋久島・栗生での宿泊、キャンプするなら?
屋久島で民宿やホテルとなると、やはり縄文杉登山を対象とした安房、宮之浦地区に集中しています。
栗生地区での宿泊を検討するなら、素泊まり専用の民宿ぽんかんや、屋久島青少年旅行村があります。
屋久島青少年旅行村
塚崎タイドプールやサゴシ浜海水浴場へ歩いていける距離にある、屋久島青少年旅行村では、キャンプやバンガローでの宿泊ができます。
屋久島青少年旅行村
住所:鹿児島県熊毛郡屋久町栗生字塚崎2911-2
電話:0997-48-2871(期間外:0997-48-2807)
キャンプサイトだけでなく、バス・トイレ・キッチン・冷暖房完備のバンガローがあり、BBQや花火を楽しむこともできます。
利用期間は4月~10月。
要予約ですが、HPはないので、電話での予約・問い合わせが必要です。
買い出しは同じ栗生集落内にSmart(エスマート)があり、お弁当やお刺身などもあります。
おわりに
他にも栗生川上流(栗生渓谷)には石楠花の森公園があったり、下流のほうではマングローブが見られたり、釣りや貝採り、カヌーやウィンドサーフィン体験などもできます。
となりの中間地区には屋久島フルーツガーデンもありますし、とても1日では遊びつくせそうもないほど。
ぜひ夏の屋久島は海のレジャーにも注目してみてくださいね!