ステーキなどの肉料理に欠かせないガーリックチップ。
ガーリックライスやサラダのトッピングなどにも使えるので作り置きしておいても便利。
今回は残っていたにんにくで、少量のガーリックチップを作ってみました。
ガーリックチップの作り方と保存方法や保存期間、にんにくが辛かったり苦かったりする原因をまとめてご紹介します!
ガーリックチップの作り方~にんにくをスライス~
ガーリックチップを作るには、にんにくを1片ずつバラして、外皮・薄皮を剥きます。
薄皮が剥きにくいにんにくに当たった場合は、根元の部分を切り落とし、ふわっとラップで包んでレンジで軽く加熱(500Wで10~15秒ほど)するか、根元に切り込みをいれてお湯に5分ほどつけておくと剥きやすくなります。
私は指の腹(指紋)を使って、強引にこすり取ります(笑)
にんにくの中心部分には芽となる芯がありますが、この部分は焦げやすいので、スライス前に爪楊枝を使って取り除いておきます。
根拠があるわけではありませんが、にんにくの先端部分と根元部分を切り落としてから、少し時間を空けた方が芯が取りやすい気がします。(偶然?)
スライスにんにくを冷凍保存
にんにくは常温保存がベターですが、既に冷蔵状態で販売されていることが多いですよね。
冷蔵庫で保存すると、かびが生えたり、芽がでてきたりと、意外と長持ちしなかったりします。
にんにくを丸ごと買って、数片分しか使わない場合、残りのにんにくも一緒にスライスして冷凍保存しておくと便利。
スライスにんにく使う分ごとラップに小分けして、フリーザーバッグなどに入れて冷凍すると、1~2ヶ月くらい保存できます。
ガーリックチップの作り方~じっくり揚げる~
スライスにんにくは焦げやすいので、弱火でゆっくり揚げていきます。
フライパンに油を入れ、スライスにんにくを投入してから点火。
たっぷりのオリーブオイルで揚げると、ガーリックオイルを一緒に作る事もできるし、色ムラが少なく綺麗に揚げる事ができるんですが、今回は1回分の調理。
少ない油で揚げるので、スライスにんにくができるだけ油に浸かるようにフライパンを傾けた状態で揚げていきます。
ほんのり色づいてきたら、はしで動かしてムラができないようにします。
きつね色になってから焦げるまではあっという間なので、もうちょっとかな?という色合いのころに取り出します。
ちょっと揚げ過ぎ…。
キッチンペーパーの上に並べて油をきっている間に、ステーキを焼いて。
…ってステーキなんかでません!(´Д`)
ガーリックチップを保存するには?
使いかけのにんにくは、野菜室に入れたまま忘れられてしまう事もあるし、にんにくをスライスすると手に匂いが残ってしまうので、休日前に一度に調理してしまいたいと思うことも。
(にんにくの匂いは大好きなんですけど、さすがと職場で匂ったら…)
どうせなら一度に沢山のガーリックチップを作ってしまえば、ガーリックオイルも作れて一石二鳥♪
多めにガーリックチップを作った際は、常温に冷ましたのち、食品用乾燥剤と一緒に密封容器に入れて冷蔵庫に入れれば2週間ほど持つそうです。
でもやっぱり作り立てのほうが美味しいかな~と思うので、我が家では都度必要分を揚げるようにしています。
乾燥スライスにんにくとは違うの?
スーパーなどでも見かける、乾燥タイプのスライスにんにくは、生のにんにくを乾燥させたもの。
油で揚げているわけではないので、たっぷりの水に10分ほどつけて戻すと生にんにくのように使う事ができます。(つけたお水も、お料理に使ってOK!)
また、水分がすくないため、そのまま揚げるとすぐ焦げてしまいます。
一方、フライドガーリックとして販売されているものは、その名の通り揚げてあるので、肉料理やサラダなどのトッピングなど、そのままで美味しく使う事ができます。
調理する際に手に匂いが付かないし、好きな時に必要な分だけ使う事ができるので便利です。
ガーリックチップが辛い・苦い原因は?
全部がそうではありませんが、ガーリックチップを作った際、辛味が強いものがあったりします。
調理前に味見できないので、出来上がったガーリックチップを食べて辛い時はショック!
にんにくが辛いのは品種にもよりますが、古いにんにくは辛味が強いことも多いです。(今回、初めてスペイン産のにんにくを使ってみたんですが、辛かった~!)
にんにくの辛味成分は、大根や玉ねぎの辛味成分同様に揮発性なので、切ってからしばらく放置することで辛味成分を抜くことができます。
また、ガーリックチップが苦い!という場合は、揚げ過ぎ、あるいは芽(芯)の部分が原因だったりします。
面倒でも芽を取り除いて、揚げ過ぎないようにするのが、美味しいにんにくチップを作るコツです。
にんにくの選び方、青森産、中国産?
にんにくを購入する時に迷うのが、見分け方と産地。
まず、新鮮なにんにくを選びたい場合は、色が白いもの。
古くなると、外皮が黄色っぽくなってきます。
そして形がよく(丸くて粒が大きい)、にんにくの先が(粒の集団部分)がしまっているもの。
ずっしりと重たいもの。(古いにんにくは中の水分が抜けて軽くなる)
変色していない、芽がでていないものを選びましょう。
そうなると国産のものが条件を満たしている事が多いんですが、お値段は張りますよね。
一般的にスーパーで販売されているにんにくは、国産(ほぼ青森産)か、中国産、あるいはスペイン産が並んでいます。
国産の品質のいいものは粒も大きく香りがよいので、ガーリックチップにもおすすめ。
ただ、新鮮なにんにくだと薄皮が剥きにくかったり、香りが強すぎたりすることも。
にんにくの丸揚げなどは小粒のほうが好みなんですが…。
安心に食べられるのは国産ものだと思いますが、料理によって使い分けてもいいのではと思っています。
おわりに
新陳代謝の促進など、身体に嬉しい成分を豊富に含んでいるので、積極的に摂取したいにんにく。
でもにんにくを調理したり沢山食べると、翌日の匂い残りが気になりますよね。
にんにくの匂い成分は体内に吸収され、体臭として匂いを発してしまいます。
摂取量や体質(代謝)によって差はあるものの、一般的に15時間ほど臭いが持続すると言われています(完全に消えるのは48時間後とも)。
多めに摂取する場合は、予定のない休日前、また入浴前のようがいいかもしれませんね^^;
ちなみに、にんにくの匂いをおさえるには、リンゴジュースを飲むのがいいそうですよ♪