オフィス内では場所によって、エアコンの風が直接当たったり、長時間冷房の中で仕事すると身体が冷え切ってしまう場合もありますよね。
私も以前の職場では、真夏に厚手のパーカーを羽織って、かじかむ手でキーボードを叩いていました。
更に寒すぎる室内温度と外気温度の差でクーラー病(冷房病)になってしまうと、頭痛や吐き気といった症状がでる場合も。
エアコンによる夏冷えの対策はどうすればいいのでしょう??
エアコンで夏も冷え性。会社の冷房が寒くて頭痛が!
一般的に、男性のほうが女性よりも暑がりなイメージってありますよね。
我が家もそう。
冷房の設定温度が28℃でも寒いと感じる私に対して、26℃でも暑いという夫。
女性は筋肉量が少ないので、男性に比べて熱を作りにくい身体。
更に女性は男性と比べると脂肪が多いのが特徴。
皮下脂肪は熱を通しにくい上、一度冷えると温まりにくい性質なので、結果女性の方が寒がりな体質になりやすいんです。
もともと夏は暑さから身体を守るために、代謝を抑え、体温を上げないようにしています。
それなのに冷房の効いた部屋に長時間いると、身体の表面も内側の内臓も冷えてしまい、血流が悪くなってしまいます。
この血行不良が生理痛や便秘、肌荒れなどの原因になるというから困ったもの。
そして、クーラー病(冷房病)ともいわれるのが、外の気温と冷房の効いた室内温度の差によって、自律神経のバランスが乱れて、頭痛や不眠などを引き起こしてしまうこと。
慢性化すると、少しの時間でも冷房の効いた室内で症状がでてしまうことも。
なにがつらいって、暑がりさんには、このつらさが理解できないこと。
家の中なら、夫とリモコンバトルするか、寒い方が暖かい恰好をするか、もしくは冷房がない部屋に移動すればいいですけど、オフィスだとそうもいかないですよね。
暑い人から言わせると、寒いのは着ればなんとかなるけど、暑くても脱げない。
それもわかります。
私も前の職場ではエアコン直撃の事務作業。
すっごい寒いけど、エアコンなしの場所で作業してきた人がパンツまで汗ぐっしょりで事務所に入ってきて「気持ちいいー!!!」って言うのを見ると、寒いのが申し訳ない気持ちに。
寒いのを我慢する人もいれば、暑いのを我慢してる人もいるってこと。
だけど、なにもせずに寒さを我慢していては体調を崩してしまいます!
エアコンでの冷え性、冷房病対策。環境を変える!
会社のエアコンが寒すぎる場合は、まず設定温度の見直しがあげられますが、これが難しい。
勝手に温度をあげれば周りの反感を買うでしょうから、周囲への相談が必要ですよね。
暑い人と寒い人の間をとるのは意外と難しいものです。ちょうど良い間なんてないのですから。
設定温度を上げてもらえない場合の対策
・エアコンの送風口の向きを変える
・風向きを変えるウィングを取り付けてもらう
・席替えしてもらう
・パーテーションを設置してもらう
・扇風機を使う事で室内に冷たい空気が回るようにしてもらう
・厚着をする
エアコンの冷気は下に溜まります。エアコンの向きが下向きの場合は、風のあたっているとことはどんどん冷えて、他の席では冷たさを感じない、ということも。
扇風機で冷たい空気をオフィスに循環させることで、場所ごとの偏りをなくすと、温度を上げても効率よく部屋を冷やすことができるし、エコ。
上司に扇風機を使うことの利点を伝えてみてはどうでしょうか。
席替えも備品の追加もできないなら、厚着するほかありません。
風があたる時って、顔(頭)に当たるのもつらいですよね。耳当てとか、フードもかぶりたいくらい。
ところが、来客時の見た目が悪い、見てるだけで暑苦しい、など反対意見もあるものです。
冬用の肌着を2枚重ねにする、ストッキングの上から厚手の靴下を履く、腹巻で内臓を温めるといった対策もするのとしないのとでは全然違います。
通勤時が暑いという場合は、カイロの利用も便利。
冬のうちに買いだめしておくか、夏場はネットで購入できます。
また、座りっぱなし、というのもからだを冷やす悪習慣。
時々席を立って、ゴミを捨てたり、棚の整理をしたり。
席から立つのが難しければ、アキレス腱を伸ばしたり足首や膝を曲げ伸ばししたり、腹筋に力を入れて姿勢を正してみるなど、下半身の筋肉を刺激して、身体の熱を作りましょう。
「寒い、寒い、寒い、寒い…」と思ってばかりではストレスも溜まるので、気分転換にもなります。
エアコンでの冷え性、冷房病対策。体質を変える!
冷え性の原因は身体のつくりにもありますが、普段の生活で改善できる部分もあります。
当然ですが、冷たい物の取りすぎはNG。そして、水分の取りすぎもNGです。
ダイエットなどで1日2L水分を取る、という人もいるかもしれませんが、涼しい室内では代謝しきれず、かえって熱を奪われてしまいます。
飲み物ならベタですが、身体を温める効果のある紅茶にしょうがの組み合わせが有名ですよね。
甘味をつけたい場合は、同じく身体を温める黒砂糖(白砂糖は身体を冷やす)もしくははちみつをプラス。
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食べ物でも、からだを温める食材を積極的にとりたいもの。
東洋医学では、根菜類や冬が旬の野菜・果物、寒冷地で育つ食材は、からだを温める発熱食材といわれています。
りんごやにんじん、ねぎや卵、チーズや肉、魚、紅茶などはからだを温める食材。
逆に、土の上で育つ野菜や夏が旬の果物、暑い土地で育つ食材はからだを冷やすといわれてます。
きゅうりやトマト、パイナップル、牛乳、緑茶などはからだを冷やすため、加熱調理がおすすめです。
また、夜シャワーだけで済ませて寝てしまうのも、冷えが溜まってしまう原因に。
湯船に浸かる時間がない、勿体ない、という場合はせめて足首や手首だけをお湯(42℃くらい)に10~15分つけるだけでも身体を温めることができます。
そして、筋肉を鍛えることも大切。全身の約70%を占める下半身の筋肉を意識してストレッチなどを行うとgood。
ですが、私はストレッチをしよう!と決めても続かないので、歯みがきの間にスクワットするなど、ながらストレッチが性にあっているみたいです^^;
エアコンでの冷え性対策、いかがでしたか?
冬の寒さはみんな一緒なのに、夏場の寒さは自分だけ…
本当につらいと思います。
体調を壊してしまっては仕事もできなくなってしまうので、少しでも対策の役に立てればと思いました。
人が宇宙へ行く時代なんだから、エアコンも寒い人だけに効くエアコンに進化してほしいものです…。