語呂合わせから、7月10日は納豆の日。
日本食の代表的存在でもある納豆が、美容や健康にいいことはなんとなく知っていますよね。
実際にはどのような効果が期待できるのか、よりよい食べ合わせや保存方法、冷凍保存や賞味期限のことなど、もっと納豆のことを知ってみましょう!
納豆が美容や健康に良いといわれるわけ
納豆は栄養満点の大豆から作られています。
生のままでは硬く、消化されにくい大豆を浸水して蒸し、納豆菌を接種して作られる納豆は、優れた栄養をそのままに、消化吸収のよい食べ物へと変化させた発酵食品。
納豆には、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素が含まれています。それだけでなく、食物繊維や大豆イソフラボンなど、女性には特にうれしい美容に良い栄養素も。
食物繊維
整腸効果のある水溶性食物繊維・不溶性食物繊維がバランス良く含まれる
ナットウキナーゼ
血液をサラサラにし、血栓を予防してくれる、納豆だけに含まれる成分
ポリアミン
新陳代謝を高め、老化防止(アンチエイジング)に効果が期待できる
レシチン
デトックスに効果的で、ニキビやシミなどの肌トラブルの改善
大豆イソフラボン
女性ホルモンのバランスを整え更年期障害などを予防する働き
その他、骨粗しょう症の予防に効果があるといわれるビタミンKや疲労回復効果ビタミンB群など、他にも健康に良い栄養素が多く含まれています。
納豆が健康美容に良いといわれるのは、納豆だけでこれだけの栄養素が含まれているからなんですね。
納豆の食べ方とおすすめの組み合わせ食材
納豆が健康によいのはわかりましたが、納豆だけ食べればよいというわけでもないですよね。
納豆だけでは不足する栄養を補うにはどのような食材との組み合わせがいいのでしょうか?
納豆にはビタミンA、ビタミンC、ビタミンDが含まれていないため、たまご(ビタミンA,D)、ねぎ(ビタミンA,C)との組み合わせは理想的。ただし、卵白に含まれるアビジンが納豆に含まれる栄養素の一部(ビオチン)を邪魔してしまうため、納豆に混ぜるなら黄身だけにするのがおすすめ。
アビジンは熱で弱まるので、残した卵白はかきたまスープやマカロン、ラングドシャなどのお菓子に活用するといいですね!
他にも、乳酸菌やカプサイシン含むキムチ、クエン酸を含む梅干し、血液をサラサラにする効果のある玉ねぎやオリーブオイルなど組み合わせのよい食材は沢山ありますので、お気に入りのトッピングや献立を決める際に参考にするといいでしょう。
納豆はいつ食べるのがいいの?
納豆はほとんどが発砲スチロール容器に入って販売されていますが、よく混ぜたほうが旨味が増すといわれています。
我が家では、器に移してよーーーーく混ぜ、タレやしょうゆをかけ更に混ぜたら、中央にくぼみをつくって小口切りにしたねぎを散らして黄身をおとし、刻みのりを上から散らすのが定番。
ちなみに、朝食が少な目の我が家では納豆は夕食のメニュー。
知らなかったのですが、納豆は夜に食べると血栓予防に効果がでやすいそうなんです。
血栓は夜寝ている間にできやすいといわれていますが、血液をサラサラにする効果があるナットウキナーゼは食後10~12時間効果が続くので、夕食に納豆を食べることで効果が得られやすいというのです。
朝食でだめということではありませんが、より納豆菌の効果を得るためには夕食で食べるのがおすすめです。
食べ過ぎはだめ?冷凍保存できるの?
納豆のカロリーは1パック(50g)で約100kcal。決して低カロリーというわけではありませんよね。
また、お醤油などをかける場合は塩分の取りすぎにもなりやすいため、1日1~2パック程度に留めましょう。
納豆は発酵食品ですので、スーパーで売られている間も納豆菌が活動しています。賞味期限ぎりぎりのほうがより栄養素が多くなっているため良いといわれますが、それだと期限内に食べきれない場合もあるでしょう。
あくまでの賞味期限なので、多少過ぎても大丈夫という意見も多いですが、発酵が進み過ぎると臭いが強くなってしまいます。
気になる場合は冷凍保存もできますので、試してみてはいかがでしょう?
納豆の冷凍保存と期間
購入した発砲スチロール容器のまま冷凍しても構いませんが、冷凍焼けや匂い移りが気になる場合は、容器からとりだし、ラップに包んでフリーザーバッグやタッパーにいれて冷凍するといいでしょう。
かさばりますが、面倒なら容器ごとラップに包んでフリーザーバッグで冷凍しても。
冷凍した場合でも味が徐々に落ちてしまうので、保存期間は1ヶ月程度にしておきましょう。
冷凍しても納豆菌は休眠状態になるだけなので、解凍すると再び発酵が始まります。解凍する場合は前日(夕食用なら当日の朝でも)に冷蔵庫にうつしてゆっくり解凍しましょう。
納豆が苦手、ネバネバが嫌いなら?
美容と健康によい自然食品の納豆。ぜひ1日1パックを継続的に食事にとりいれたいものですが、あの匂いやネバネバが苦手という方も少なくないですよね。
大根おろしを加えるとネバネバが抑えられますが、どうしても嫌ならとりあえずは加熱調理から始めて、納豆嫌いを克服していく方法もあります。
先日、ココイチでカレーを食べていた時、近くに座っていた人が、トッピングで納豆。
「最初は(自分も)ありえないと思ったけど、食べたら美味しかったんだよねー」と連れに話していました。
私も納豆が食べられるようになったのは大人になってから。
そのまま食べるほうが健康にいいといっても、無理に食べては心の健康によくありません。
自分が食べられる方法から見つけて、徐々に納豆菌を活かす食べ方ができるようになるといいですね!