お誕生日やひなまつり、こどもの日など、ハレの日の食卓にぴったりのちらし寿司。
色鮮やかな具材が、食卓を華やかに演出してくれます。
ちらし寿司の具も、工夫次第で幅広いアレンジを楽しむことができます。
基本のちらし寿司の具、人気の具や変わり種、作り置きや翌日まで保存するコツをご紹介します!
ちらし寿司の具はどんなものが人気?
基本のちらし寿司は、酢飯の上に様々な具材を乗せて完成しますが、バラ寿司のように、酢飯に具材を混ぜた上で、彩りのよい具材を飾るご家庭も少なくありません。
私の実家では、にんじん、椎茸、ごぼうを細かく刻んで煮込んだものを混ぜた酢飯に混ぜて、その上から錦糸卵やグリーンピース、かまぼこなどを飾っていました。
実家を出た今でも、酢飯だけでは物足りなく感じてしまうので、具材入りの「すし太郎」に頼りっぱなしです(笑)。
でもちらし寿司といえば、やっぱり彩り!
地域やご家庭によって、使用する具材も様々なことがわかりました。
基本的なちらし寿司の具
すし太郎のパッケージにもあるように、基本的なちらし寿司の具といえばこちら。
刻みのり…酢飯のすぐ上、具材の一番下に敷くように乗せる。
錦糸卵…溶き卵は漉してから使うと色がきれい。水溶き片栗粉を加えると破れにくい。
えび…こちらはお好み。赤系の具材で華やかさを演出。海鮮がNGの場合、さくらでんぶやかまぼこでも。
絹さや…さっと塩ゆでして細長く刻む。緑があると引き締まって新鮮さがありますね。実家はなぜか私の嫌いなグリーンピースでした。
また、酢飯に具(すし太郎)を混ぜ込まない基本的なちらし寿司では、にんじんやしいたけ、かんぴょうの煮物、酢レンコンも上に飾ります。
海鮮や変わり種を使ったちらし寿司の具
刻みのりや錦糸卵は定番でもありますが、それ以外の具材は自由ですから、お好みで色々アレンジできます。
彩りを考えると、赤系と緑系を組み合わせるのがきれいですよね。
角切りにしたお刺身や、穴子・うなぎを使ったちらし寿司もおすすめ。
赤系の彩りには、ボイル海老やカニ(かま)、いくらやとびっこをトッピングすると豪華。
緑系の彩りには、大葉やきゅうりが相性よく、みずみずしさも演出できます。
変わり種として、緑系の具にアボカドや菜の花、豆苗や三つ葉、ほうれん草やオクラ・山菜など、赤系の具に紅ショウガや赤いウインナー、スライスしたラディッシュやチェリーなども新鮮ですね。
ちらし寿司の具は作り置きできる?
ちらし寿司の具は、ある程度なら作り置きも可能です。
当日は忙しい!という場合、酢飯に混ぜる手前までの工程を済ませておくと時短にもなって便利。
混ぜ込む具材は、少し濃いめに味付けして冷凍保存してもOK。
錦糸卵や塩ゆでした具材も、個別にラップして冷蔵庫で保存しておきましょう。
お刺身などの生ものは当日に下準備したほうが安心です。
ちらし寿司を翌日まで保存するなら具を外す!
ちらし寿司を作ったけれど食べきれない。
翌日まで持ち越したい時ってありますよね。
お寿司の厄介なところは、冷蔵庫に入れると酢飯が固くなってしまう事。
これは、お米を炊く時にできるグルテンやすし酢の糖分が硬化してしまうから。
冬場などであれば、常温保存も可能ですが、暖房器具をつけて室温をあげているなら、やはり冷蔵庫保存が無難です。
常温保存の場合、短時間であれば水で濡らして絞ったふきんを寿司桶に被せて酢飯の乾燥を防ぎます。
ない場合はキッチンペーパーで代用し、上からラップして乾燥を防ぎます。
室温が心配な場合は、小さな保冷剤を2,3個ふきんの上に乗せておくといいでしょう。
室温が高い・長時間保存する場合は、具を外して、別々にラップして冷蔵庫へ。
酢飯は食べる少し前に、せいろで蒸すか、レンジでチン(加熱しすぎに注意)して温めるといいでしょう。
おわりに
ちらし寿司は寿司桶のまま食卓に出してもいいですが、小さいお子様がいらっしゃる場合は、プラスチックカップに個別に詰めて具材を乗せると、スプーンで食べやすくなります。
酢飯を型抜きしてケーキ寿司にしてもいいですよね!
具や盛り付けを変えるだけで、簡単にアレンジしやすいので、色々試してみてはいかがでしょう^^