エアコン掃除、どうしてますか?
本格的な夏が来る前に掃除しておかないと、暑い室内でせっせと掃除することになりかねません。
掃除なんてしない?そのまま使う??
掃除せずにほこりを貯めこんだエアコンは電気代を余計に使ってしまうばかりか、カビやダニの温床となり健康にもよくありません。
確かにエアコン掃除は大変。費用もかかりますよね。では、自分で掃除する場合はどこまですればいいのでしょう?
我が家のエアコン掃除方法とコツ、合わせてクリーニング業者との違いを紹介します。
エアコン掃除の頻度・必要なお掃除グッズ
エアコン掃除の頻度は月1回ともいわれますが、毎日使うような時期は2週間に一度はフィルター掃除をするのがおすすめです。
本格的な掃除をするなら、エアコンを使用しなくなったタイミングで年に2回は行いたいものです。
いざエアコンを使おうとする前に掃除するとなると、冬は寒いし、夏は暑い…。
暖房を使わなくなる春先、冷房を使わなくなる秋はエアコン掃除する絶好のタイミングなんです!
私がエアコン掃除に使用する主な道具
・ウエットティッシュ(純水使用のもの)
・割り箸
・捨てる寸前のタオル
たったこれだけ!
ただし、それぞれの道具にちょっとしたこだわりがあります^^;
まずウェットティッシュ。
手袋をして掃除すると蒸れるし、細かい作業の時に余計手間がかかってしまいます。
なので素手で掃除する私は、手荒れ予防にノンアルコールのウエットティッシュを使用。(それでも掃除後のケアは必須)
雑巾使えば?ともいわれそうですが、雑巾だと汚れたらこまめに洗わなきゃ嫌だし、洗うのもしっかり洗わないと嫌。水道代のほうがもったいない気がする私はウェットティッシュ派。汚れの取れ具合もわかりやすいので、おすすめです。
雑巾派の方は、エアコン内部に水分を残さないよう、固く絞って使用しましょう。
そして割り箸。
細かい部分を掃除する為のものなので、細い割り箸がおすすめ。
お気に入りは、ほっともっとの細いものと、セブンイレブンの持ち手の先が斜めにカットされているもの。
※地域や時期によって形状が違うことがあるかもしれません。
捨てる寸前のタオル、というのは我が家では雑巾とまではいかないけど、日常タオルとして使うにはだいぶくたびれてしまったもの。ドラム洗濯機のドアの水滴を拭くのによく利用しています。
あとは、使用したウェットティッシュを捨てるゴミ袋、埃などの吸い込み防止にマスク、食品OKの除菌スプレー、脚立、そして気合いがあれば大丈夫!
自分でエアコン掃除する際の手順と注意点
普段の掃除でエアコン上部などはハンディワイパーなどで埃を取り除いておけば、早速フィルター掃除から取り掛かれます。
1.フィルターの掃除
脚立を用意し、エアコンのコンセントを抜き、前面のカバーを外したら、内部のフィルターをそっと外します。
埃が多いようなら掃除機で外側から吸い取ってしまいましょう。
その後フィルターを洗面台やお風呂場のシャワーで洗います。この際の注意点はフィルターの埃は外側についているので、内側からシャワーをかけること。
汚れがひどい場合は酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に漬け込んでから洗い流します。
タオルで水気を拭き取ったら、食品にも使える除菌スブレーをかけて陰干しします。
※除菌スプレーをかけるのは完全に自己責任で行っています。実際の効果やデメリットなどは把握できていません。
2.熱交換器(フィン)の掃除
フィルターを外した部分にある、アルミのギザギザになっている部分。これが部屋から取り込んだ空気を冷やしたり、暖めたりしている熱交換器(フィン)。この部分が汚れているとエアコンの能力が落ちてしまいます。
ここは数枚重ねたウェットティッシュで優しく拭きます。気になる汚れがある場合は爪楊枝の先にウェットティッシュを挟むようにして拭き取ります。隙間に汚れを押し込まないように!
※フィンは変形しやすいので注意が必要。また、軽く撫でただけで指先を切ってしまうこともあるので(私は職場のエアコンで流血しました…)気を付けましょう。
3.送風ファンの掃除
エアコンの風が出てくる部分を除くと、奥に筒状の送風ファンが見えます。
ファンにはブレード(羽根)が付いていて、温度調節した空気を部屋へ送り出す役割があるので、ここにカビが発生していると風と一緒にカビの胞子も部屋にばらまいてしまう、というわけで、一番気合いを入れる箇所でもあります。
お掃除方法は、というと、割り箸(片方)にウェットティッシュを巻き付けて羽根の部分を細かく拭いていくだけ。
※風の向きを変えるルーバーがファン掃除の邪魔になりますが、壊れやすいので、取り外しには注意が必要です。
かの有名な松居棒を使う方法もありますが、ウェットティッシュはすぐ汚れるので、いちいち付け替えるのは大変。また、ブレードの間は狭く、見えずらいので細い割り箸が便利なんです。
カビの付着がひどい場合はぽろぽろと床に落ちてしまう場合や衣服につく場合もあります。床に新聞紙などを敷いたり、汚れてもいい服装で掃除しましょう。
脚立に乗っていても、中度半端な体勢で長時間腕を上げた状態になるため、かなり体力も使います。夏前のダイエットだと思って気合いで乗り切りましょう(笑)。
4.仕上げ
最後にファンに除菌スプレーして本体部分を拭きあげます。(これも自己責任。電装部分にかからないようにします)
ルーバーとフィルターを戻して、2時間ほど送風運転したら完了です。
自分でエアコン掃除vsクリーニング業者との違い
ここまで読まれた方は、完全に内部の掃除ができていないことがわかりますよね。
セルフクリーニングでは熱交換器奥の部分やファンを細かく掃除することができません。
また、市販のエアコンクリーニング剤(スプレー)では実際汚れを取りきれなかったり、内部に残った洗剤部分からカビが発生したり電装部分について故障の原因になったりと、意外と簡単なものではないのです。
かといって自宅での分解清掃もハードルが高いですよね。
新品のエアコンなら3年間くらいはセルフクリーニングでも良いそうですが、それ以降は2年に1度のペースで業者へ依頼するのがマストです。
プロなら高圧洗浄機で内部まで掃除してもらえますし、養生もしっかりしてくれるので安心。また、洗浄後のすすぎもしっかりできる上、防カビ剤での仕上げもあります。
業者のエアコンクリーニングは9000円~20000円ほど。夏直前では予約を取るのも難しくなりますので、春先には依頼するのがおすすめです。事前に口コミやHPなどをしっかり確認しておきましょう。
エアコンを自分で掃除したい方へ
今回、私が実際行ってるエアコン掃除方法を紹介させていただきましたが、違う方法で掃除する場合も、基本的には自己責任です。コンセントを抜かずにけがしてしまったり、電装部分を腐食させてしまうことのないよう、十分注意して丁寧な作業を行ってくださいね。
エアコンを付けた瞬間、家族に「臭いっ!!!!」と言われないよう、頑張って乗り越えましょう!!