もうすぐ卒業シーズン。
いくつになってもこの季節って、切ないような嬉しいような、感慨深い気持ちになっちゃいます。
部活の先輩へ、お世話になった先生へ、学業に励んできた子供へ、
感謝や称賛の気持ちを込めたお花でお祝いしてあげたい!
そこで今回は、
卒園式や卒業式の気持ちにぴったりのお花を、「花言葉」の意味を交えてピックアップしてみました。
卒業にぴったりの花と意味(花言葉)
花言葉は、お花に象徴的な意味を与えるための言葉。
国によって意味が違ったり、品種や花の色によって違う意味を持つものもあります。
花言葉の由来は、
花それぞれの色や形、香りや生態などの特徴からイメージつけられたもの
伝承や神話などからイメージ付けられたもの
花の生産者や販売者が新種の花に独自に付けられたもの
など様々。
世界中で愛されている花言葉だけど、日本の花言葉は西欧から輸入されたものをベースとして、日本独自の花言葉が生み出された歴史があります。
規則で決められたものではないから、お花によって複数の花言葉があったり、違う意味を持っている事もあるんだよね。
「門出」の花言葉を持つ花
卒業は新しい門出の第一歩。
その「門出」の花言葉を与えられている花はスイートピー。
開花の時期が4月頃(卒業・入学シーズン)ということから、「門出」「別離」の花言葉を持つようになったようですが、
蝶が舞っているような可憐な花びら、ふんわりと甘い香り、春らしいパステルカラーなど愛され要素が満載で人気が高いので、一年を通して出荷されるようになっています。
他にも、「優しい思い出」「飛躍」という花言葉も持っているので、まさに卒業シーズンにぴったりなお花といえますよね。
一輪ブーケにするなら?
スイートピーは1本1本が華奢な花なので、どちらかというと、一輪ブーケよりは花束向き。
ですが1本のお値段が100円ほどということもあり、人数が多い場合でも気軽に贈る事ができます。
「感謝」の花言葉を持つ花
卒業される先輩方、先生方へ贈るお花には「感謝」の花言葉をもつお花はどうでしょう?
- ピンクのバラ
- 白いダリア
- ピンクのガーベラ
- カスミソウ
- カンパニュラ
バラは全般的に「愛・愛情」という花言葉を持ちますし、ガーベラはどの色も前向きな花言葉を持っているので、どちらもプレゼントには人気。
バラもガーベラも花の大きさやバランスもよくて、一輪花でもブーケでも存在感がありますよね。
お値段の目安は?
バラのお値段は品種やランクによって、1本のお値段が100円~700円ほどと開きがありますが、普通ランクで200円~500円くらいが目安になるかと思います。
一方ガーベラのお値段は1本の100円~200円ほど。
かすみ草は1本でもボリュームによって200円~600円前後と、お値段に差がでます。脇役のイメージがあるかもしれませんが、かすみそうだけの花束も人気。かすみそうは「感謝」に加え「幸福」という花言葉も持っています。
ダリアは大ぶりの花(1本あたり200~400円程)で、品種によって花びらの形が変わります。ダリアは一輪花より、バラなどと組み合わせたブーケにするほうがより華やか。
カンパニュラも品種によって花の形が上向きや下向きなどの違いがあって、ブーケにするには向き不向きがでるので、注文するお花屋さんでの取り扱いを確認してみたほうが良さそうです。
「希望」の花言葉を持つ花
新たな門出にたつ卒業生の背中を押してあげるような、「希望」という花言葉を持つお花は、
- ガーベラ
- トルコキキョウ
- 白いアネモネ
ガーベラは「感謝」の花言葉も持っているので、もはや最強ともいえる卒業にぴったりのお花。
トルコキキョウは元々夏が旬の花ですが、今では色んな品種が年中お花屋さんに並んでいます。
八重咲の淡い色合いのタイプ(1本あたり300円~500円程)は優しいバラのようで、ウエディングブーケなどにも人気なのだそう。
「尊敬」の花言葉を持つ花
恩師や目標にしてきた先輩には、「尊敬」の花言葉もぴったり。
- 白いバラ
- 白いカーネーション
白のバラは他にも「純潔」や「相思相愛」といった花言葉も持っていますが、凛とした白いバラの雰囲気は尊敬する人へ贈るのにぴったりな感じ、しますよね。
「成功」の花言葉を持つ花
新しい門出の成功を願って、そんな意味を込めて「成功」の花言葉を持つ花を探してみると…
- ネモフィラ
- 青いバラ→夢叶う
- フリージア
ちょっとハードルが高いかなぁと思ったんですが念のためご紹介。
ネモフィラといえば、ひたちなか海浜公園(茨城)が有名だけど、花束向きではないかな…(お花やさんにあるのかな?)
フリージアもあまり花束のイメージはなくて、学校側で会場に飾るお花、というイメージがあります。
青いバラも元々は自然界にはなくて、青く染められたバラが一般的。
サントリーが共同開発した遺伝子組み換えによる青いバラ「アプローズ」という品種が「夢叶う」という花言葉を与えられています。
※アプローズの取り扱いショップはサントリー公式ページより確認できます。
卒業の花で避けたほうがいい花言葉は?(補足あり)
私は自分でお花を買う時に、花言葉なんて気にしません。
花言葉なんて所詮は「人が考えたもの」だからです。
その花の色や形や匂い、純粋に自分が気に入ったお花を選びます。
だけど。
その花に添えられた意味が「気のせい」では済まない人もいますよね。そのことを否定することはできないし、
「お花」を贈るのは「気持ち」を贈ることと一緒。
ネガティブな花言葉を持つお花を避けたい、と思ってしまう気持ちもわかります。
なので念のため、卒業式のお祝いにプレゼントするには避けておきたいような花言葉を、望まずとも与えられてしまったお花たちをこっそり記しておきますので、気になる方だけ見ておいてくださいね。
赤・ピンクの百合 虚栄心
黄色の百合 偽り 不安
オレンジの百合 軽率 憎悪白いカーネーション 愛の拒絶(「純粋な愛」という花言葉も持つ)
黄色のカーネーション 軽蔑(「友情」という花言葉も持つ)
白いチューリップ 失恋
まだらのチューリップ 疑惑の愛
黄色のチューリップ 実らぬ恋
花言葉を気にしすぎてしまうと、お花のプレゼントなんて気軽にできなくなってしまいそうな気も…
卒業の花の相場、予算はいくら?
一口に卒業といっても、お花を贈る人は様々。
部活やサークルの先輩など、複数の人にお花を贈りたい場合、先生にみんなからお花を贈る場合では予算も違ってきますよね。
一輪花やミニブーケの注意点
沢山の人に平等にお花を贈りたい場合は、一輪ブーケ。
一輪花の場合、予算の目安は200円~500円程度です。(安ければ100円台から)
お花の相場は、ガーベラが200円前後、バラだと500円前後と、お花の品種や産地、品質(クラス)などによってお値段差がでてきます。
また、お店側が希望の本数を用意できるかどうか、というところが一番重要になってくるので、少なくても2週間前頃までには事前の相談&予約をしておきたいところです。
また、ミニブーケの場合はお店が対応してくれるかどうか、という問題があります。
店頭に飾られている1,000円ほどのミニブーケは、見切り品のお花で作っていることも多く、オーダーはお断りされるケースもあるからです。
さらにブーケタイプになると、どうしても予算と見た目が合わないことになりがち。
花束・ブーケの注意点
お世話になった先生へお渡しするお花となると、予算も3,000円~5,000円ほどになるかと思います。
花束もブーケも一緒なんですが、茎を長めに残した花束タイプや茎を短めにするショートタイプなど、お店によってアレンジも様々。
できたら、自分のイメージする花束を画像や店頭のアレンジメントからしっかりと伝えておきたいところです。
お店によっては、ラッピング代が別というところもあるようなので、こちらも注文時に確認しておきたいですね。
卒業に合う花(花言葉)まとめ
というわけで今回は、卒業にぴったりの花言葉を持つお花たちをピックアップしてみました。
可愛らしいスイートピーや元気いっぱいのガーベラ、凛としたバラなどは不動の人気かなって思います。
あくまでもご紹介した花言葉は「気になるなら」という人向けですし、さてどれだけの人が、もらったお花をみて、「ああ、この花言葉を贈ってくれたんだな」って気付けるでしょう?
無理に花言葉に合わせる必要はないと思いますし、この人ならこのお花を贈りたいなって思えたら、それが正解じゃないのかなって。
素敵な旅立ちの日をお祝いしてあげてくださいね。