南国フルーツらしいトロピカルな香りのパッションフルーツ。
ですが、生のパッションフルーツが店頭に並ぶことはなかなか無いため、食べ方がわからない、という意見もちらほら。
収穫期の6月~8月は、お中元の季節でもあり、南国から生のパッションフルーツを頂く機会もあるかもしれません。
パッションフルーツの食べ方、食べ頃の見分け方や保存方法をご紹介します!
パッションフルーツの食べ方、種や皮は?
パッションフルーツを頂きました!
濃い紫色をした丸い果物。(鹿児島ではこれが一般的ですが、黄色や緑のパッションフルーツもあるのだそう)
私の実家では、パッションフルーツではなくトケイソウ(時計草)と呼ぶのが普通。
箱を開けると、皮はつやつやと張りのある状態で、すでにトロピカルな香りがしています。
パッションフルーツは、この分厚い皮の中に可食部分があるので、食べるときは半分に割って中身だけをスプーンですくって食べるのが一般的。(私のワイルドな食べ方は後程…)
パッションフルーツの果汁は服に付くと染みになりやすいので注意しましょうね!
種や皮はどうするの?
パッションフルーツは、他の果物と違って、種一つ一つの周りにゼリー状の果肉と果汁がついています。
あけびと同じような果肉構成?なのですが、(あけびもなかなか見かけないけど…)周りの果肉だけを食べて種を吐き出すあけびとは違って、種ごと果汁をツルンと飲み込むのが一般的なパッションフルーツの食べ方。
種はそのまま飲み込んでも消化されにくいので、種の栄養価まで摂取したいなら噛んでもいいでしょうけど、噛まずに飲み込んだほうが絶対美味しい(と私は思う)
外皮は硬く、とてもじゃないけど食べられません。
パッションフルーツってどんな味?食べ頃や保存方法
食べなれてる私にとって、パッションフルーツがどんな味かというと、パッションフルーツの味…(^^;)
マンゴーのようなトロピカルさがあるけれど、マンゴーのようなこっくりした甘味ではなく、爽やかな甘みと酸味があります。
パッションフルーツは食べる時期によっても酸味の度合いが違うため、追熟加減によって味も変わってくると思います。
外皮に張りがあるうちはまだ酸味が強い場合が多く、追熟させると皮にしわがよって酸味が薄れてきます。
沢山ある時は1個食べてみて、酸味が強ければそのまま追熟、甘いようならビニール袋にいれて野菜室へ。
実際に我が家にパッションフルーツが届いたのは7月8日。
つやつやに張りがある状態で、箱にいれたまま常温で放置。
でも翌日には部屋にトロピカルな香りが漂っているくらいだったので1個食べてみましたが、十分甘くておいしい!
食べる分だけ、2~3個野菜室に入れて、残りは箱にいれたまま(エアコン28~29度の室内)、7月17日現在、箱の中のパッションフルーツは底に少し皺が寄ってきましたが、まだまだ室温で保存できそうです。
パッションフルーツのワイルドな食べ方
食べなれているとはいえ、今では夏に頂く贅沢品でもあるパッションフルーツ。
包丁で半分に切ったら、果汁が無駄にこぼれちゃうじゃない???と思ってしまうわけで…。
お客様にお出しするのでなければ、手で割ってしまいます。
ツルが付いていた場所を手で挟むように握って…
パキっと。
中には外皮にくっついている白い皮がありますが、それまで破けたのを確認して親指でバリっと開きます。
(夫はワイルドすぎる…とドン引きしてました)
これがパッションフルーツの正しい(?)中身の状態。
種の周りにゼリー状の果肉と果汁、それを包んでいる薄い粒皮。
結局スプーンですくう時点で粒皮が破れてしまうので、果汁がこぼれてしまうのですが、外皮を器のようにして口をつけてすすっても良し(笑)
種回りの果肉と果汁が甘味を持っているということなんでしょうね。
あ、でもこのワイルドな食べ方、外側がしわしわになってくるとうまくできない(飛び散ったりして悲惨なことに…)ので、ご注意ください。
↑失敗するとこんな感じ。(内側の白い皮が割れずに外皮だけ剥がれてしまいました)
パッションフルーツが酸っぱい!美味しい食べ方は?
パッションフルーツは酸っぱい!という感想をお持ちの方も少なくないと思います。
ほぼ毎年パッションフルーツを食べている私としても、当たり外れもあると感じます。
去年頂いたパッションフルーツは超がつくほど酸っぱかったんですが、今年は驚くほど甘い!
まだ外皮にしわが寄っていない状態だったにも関わらず、めちゃめちゃ美味しかったです。
生産者の違いか、気候条件の違いか、あるいは苗の違いなのか…。
酸っぱかった時の美味しい食べ方
追熟してもまだ酸っぱいパッションフルーツに当たってしまった場合は、ガムシロップを加えてジュースやゼリーにしてもいいですが、面倒ならバニラアイスにトッピングして食べるのがおすすめ。
酸味がごまかせて、香りを楽しむことができます。
おわりに
残念ながら、パッションフルーツの見た目が苦手…という方もいらっしゃるようなので、贈り物にする場合は予めパッションフルーツが好きかどうか聞いておいたほうがいい場合もあるのかな、って思います。
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蔓がぐんぐん伸びるパッションフルーツは、グリーンカーテンとしての栽培も人気。
実家の庭に種を蒔いた(というか捨てた)ら、見事に芽がでてある程度大きくなりましたが、グリーンカーテンにするなら、5月頃にある程度大きな苗を購入するのがいいのだそう。
お花も楽しむことができますよ♪