みかんの季節!こたつにみかん、まさに日本の冬のイメージですね(笑)
夫の実家に帰省した時、甥っ子が温州みかんを皮をむく前にもみもみして、「こうすると甘くなるってじいちゃんが言ってた!」
みかんを揉むと甘くなるのはほんと?
更に私は皮をむいたみかんの房についた筋ごと食べるけれど、夫は徹底的に取り除いてあげないとダメ。
いちいち取るのが面倒だから(笑)、みかんの白い筋の効能を調査!
これから積極的に食べて欲しいみかんの効能と皮のむき方、大量に頂いた際の保存方法もまとめてみました。
みかんは揉むと甘くなるってほんと?
私の実家はぽんかん、たんかんの生産が盛んな地域なので、温州みかんってあまり食べる事がなかったんですよね。
一方夫の実家は関東で、テーブルの上のかごには温州ミカンが鎮座。
そのみかんをテーブルで転がしてから食べる甥っ子。
やってみたけれど…揉まずに食べたものも美味しかったから、違いがわからない。しか
しながら、みかんを揉むと甘くなる説、TV番組でも実験するほど有名な説のようで、どうやらみかんに軽く衝撃を与えることで、みかん自身の修復作用がすっぱい成分のクエン酸を消費するため、酸味が減るのだそう。
クックパッドニュースでも50回揉んだみかんの甘さを比較してみた実験結果が記事になっていましたが、揉んだあとのみかんは揉んでいないみかんと比べて甘味数値が高く、酸味数値が低くなっていました。→クックパッドニュース
酸味が減るから、そのぶん甘く感じるというわけ。
でも揉んでる間に、みかんがゆるくぬるくなりそうなので私は揉まずに頂きますね^^;
みかんの保存。酸っぱいものは?
でもスーパーで袋詰めのみかんを買って、酸っぱかったらガッカリです。
そんな時はりんごと一緒に袋に入れて、涼しいところか野菜室で保存!
りんごの発するエチレンガスが熟していないみかんの追熟を促してくれます。
(元々が酸っぱい品種のみかんには効かないと思いますが…)
りんごはキウィを追熟させたり、ケーキをしっとり保存してくれるから優秀ですよね~!
大量に頂いたみかんの保存。カビ対策は?
ちなみに大量のみかんの保存方法ですが、カビが生えないようになるべく長く保存するにはどうすればいいのでしょうか?
冬になると段ボール箱でみかんを頂くのですが、そのまま保存すると、一番下のみかんにカビが生えたりしちゃいます。
実家では農家さんが使うキャリーケースに入れて外の物置などで保存してますが、マンションではそうもいきません。
野菜室にいれるのも限界が…。
大量に頂いたみかんは箱をひっくり返して、一番下の段のものを野菜室で保存して先に食べ、残りは玄関や廊下部分の比較的寒い場所に置くようにしています。
私は自分で食べる量も多いし、会社で配ったりもするので、比較的短い期間でなくなってしまうのですが、もっとゆっくり味わいたい場合は、風通しのよい冷暗所がみかんの保存にはむいています。
スーパーの買い物かごみたいなものか大きなザルなどに新聞紙を敷き、ヘタを下にして並べ、1段ごとに新聞紙を挟みます。(下のみかんに負荷がかかりすぎないように)
湿気の多い場所、温度の高い場所は保存に向きません。
室内保存が難しい場合は、冷凍みかんにするのも一つの手段です。
みかんの白い筋は食べてもいいの?
みかんの皮をむくと、房に白い筋がついていますよね。
房のまわりの白い筋にはヘスペリジンというポリフェノールが果肉以上に含まれています。
ポリフェノールと聞くと、思いつくのがまずアンチエイジング。
老化の原因にもなる毛細血管を強化してくれる働きや抗アレルギー作用による花粉症対策効果も期待できます。
他にも抗ガン作用や風邪の予防が期待されるβ-クリプトキサンチンも含まれているので、白い筋を綺麗に取り除いて食べるのはもったいない!
みかんの品種によっては固くて食べにくいものや、消化がよくないものもありますが、温州みかんなどは柔らかくて比較的食べやすく、また上記成分も多く含まれているので、皮をむいたらそのまま食べるのがおすすめです。
みかんの房の数と甘いみかんの見分け方
ところでみかんの房の数、気にしたことありますか?
子供のころ、学校の先生に”みかんのヘタを見るとそのみかんの房の数がわかる”トリビアを教わったことがありましたが、房が多いみかんのほうが甘いことが多いらしいんです。
でも、ヘタを取ったからには、房の数がどうであろうと、そのみかんを食べるハメになりますよね(笑)
実はぱっと見でわかることもあるそうで、通常、みかんの房は10前後(品種にもよる)ですが、房が多い方が扁平(平べったい)で甘いみかんなんだそう。
一般的にみかんの皮の色が濃い方が甘いといわれますが、形もチェックしてみるといいんですね!!
みかんの皮、上からむく?下からむく?
みかんの皮のむき方、当然下(おしり)からむくのが当たり前だと思って生きてきた私。
なぜなら、実家でよく食べるぽんかん、たんかんは皮が固く、おしりからむくのも一苦労。ヘタからむくなんてとんでもない!というような品種。
ところが、温州みかんのように皮が柔らかいみかんを日常的に食べるところでは、上(ヘタ)の部分から皮をむく、ということを聞いてかなりびっくり!
まず皮を破る際にどこに指をいれるのか、皆目見当もつかないんですが、うえ(ヘタ)のほうからむくと、白い筋が取れやすいのだそう。
更に素晴らしいむき方として、下(おしり)に指を入れて四つ割りにしてから、一房ずつヘタからおしりにむけて引きはがすという方法が紹介されてました。なんて効率的。
夫のみかんをむくときにはこれで決まり!(笑)
みかんの皮の使い方
みかんの皮にはいろんな効果があり、昔から皮を捨てずに活用されてきました。
みかんの皮を乾燥させた陳皮は漢方薬やスパイスとして利用されています。
そうはいっても実際に、みかんの皮を取っておいてどうするの?と思いますよね。
簡単な使い方としては、みかんを食べた後に残った皮を電子レンジに入れて1分加熱するとレンジ内の消臭ができます。
また、油性ペンの落書き落としや手垢落としなどに使ったり、ゆずの代わりにお風呂にいれる、という使い方も。
本格的に使用するなら、乾燥させてから陳皮として食材や消臭剤として利用したり、ピールにするのもおすすめ。
「みかんの皮 利用方法」などで検索してみてくださいね。
クックパッドでも色んなレシピが掲載されていますのでご参考に♪
おわりに
みかんに限らず、果物を食べることでビタミンやミネラル食物繊維を摂取することができます。
甘くて水分もとれるみかんは冬のおやつにもぴったりです。
カロリーの高いお菓子より、果物を食べる習慣をつけましょう(と子供の頃の夫に言いたい)。
ちなみに私の好きなみかんの品種ベスト5は、スイートスプリング、はるか、たんかん、桜島小みかん、温州みかん(有田みかん美味しかった~!)。
私の場合は果物好きすぎて、食べ過ぎ注意なんですが、まだまだ沢山の品種がみかんにはあるので、自分好みのみかん、見つけてみてくださいね^^