日本にある世界自然遺産の一つ、屋久島。
今では全国各地からのツアーも色々ありますが、自分で移動手段を決めたほうが良い方も多いですよね。
でも、屋久島ってどうやって行くの?
飛行機?船?
屋久島には何度も足を運んでいる私から見た、アクセス方法の違いやそれぞれの利点・注意点をまとめてみました!
屋久島への行き方は飛行機と船どっちがいい?
屋久島は鹿児島県の南にある小さな離島。
天気予報などの地図で九州のすぐ下の海上にある、丸っぽいほうの島です。(右隣の縦長の島が種子島)
↑屋久島の魅力たっぷり素敵な動画^^
離島なので、屋久島へのアクセスは空、もしくは海から。(そりゃそうよね)
飛行機でのアクセスは、鹿児島、福岡、大阪(伊丹)からの直行便のみ。(2019年現在)
海からのアクセスは、鹿児島からの高速船、もしくはフェリー。
運賃は高い順に、飛行機>高速船>フェリー。
鹿児島からの所要時間でみると、フェリー>高速船>飛行機。
ただし飛行機だと、乗り継ぎがスムーズにいかない場合は、空港での待ち時間が発生する場合もあります。
ここが旅行者を悩ませるところでもありますよね。
それぞれの移動手段での注意点などをチェックしてみましょう!
屋久島へ飛行機で行く場合の注意点
屋久島への直行便があるのは、現在、鹿児島空港、福岡空港、伊丹空港のみ。
よって、お住まいの地域によって、どの空港から屋久島へ行くのか、という選択肢がでてきます。
福岡空港・伊丹空港まで車やバス、電車などでアクセスできるなら直行便を選ばれてもいいと思いますが、福岡と大阪から屋久島への直行便って1日1便だけなんです。(;´Д`)
そのため、他の空港から鹿児島空港で乗り継ぎするのが一般的。(高速船への乗り継ぎは後述します)
鹿児島空港から屋久島までの飛行機は、1日5便・35分~40分程の移動時間の短さが魅力です。
高速船を使う事の多い私ですが、飛行機で移動した場合は「早っっっっっっ!!!!」ってなります^^
ただし、屋久島に向かう飛行機はプロペラ機(JAC)で、座席数は両側に2席ずつと少ないので、GWや夏休みなどのハイシーズンは早めの予約が必要です。
鹿児島空港から屋久島空港への乗り継ぎ
屋久島行きの飛行機は、JALと同系列のJAC(日本エアコミューター)便ですので、鹿児島空港での乗り継ぎを考えると、鹿児島空港までの移動は、JAL便を選ぶほうがスムーズ。
屋久島旅行に、手荷物一つで行かれる方はそういないですよね?
例えば羽田からJAL便を利用しての乗り継ぎなら、屋久島までのチェックインが出来て、手荷物もスルー。預けなおしたりする必要がなく、鹿児島空港ではゲートを移動するだけで済みます。
また、万が一便が遅れて乗り継げなかった場合も、後続便へ振り替えできます。
鹿児島空港までLCC利用の場合は、乗り継ぎ時間に余裕を持ちたいところですね。
屋久島まで飛行機で行くデメリット
移動時間が短縮できる飛行機ですが、デメリットもあります。
まずは料金面。
高速船も決して安くはありませんが、飛行機が一番高くつきます。
また、鹿児島空港の場所が鹿児島市内ではないということ。
新幹線や高速バスなどで一旦鹿児島市内にアクセスされる場合は、わざわざ空港に行くより、高速船やフェリーを利用したほうが良い事もあります。
そして最大のデメリットが、屋久島行きの飛行機は欠航が多いという事。
船の場合の欠航理由は天候によるものがほとんどですが、飛行機の場合、機材トラブルなどが発生した場合に、屋久島空港での整備ができないため、途中で鹿児島空港に引き返す、というのはよくあります。
行きの飛行機がこない、ということは、帰りの飛行機が欠航になってしまうので、タイムスケジュールが狂いやすいというのは、旅行者にとっては手痛いですよね。
鹿児島空港から高速船への乗り継ぎ
鹿児島空港から屋久島行きの高速船へ乗り継ぎするという方法もあります。
その場合は空港リムジンバスなどを利用して、鹿児島市内への移動が必要。
鹿児島市内までのリムジンバスの所要時間は、40分~1時間ほど。
直行便など、便によって所要時間が変わるので、目の前にいるバスより、後からくるバスのほうが到着時間が早い場合もあります。
屋久島へ高速船を使って行く場合の注意点
恐らく島民、そして九州内の帰省者が最も利用する移動手段が高速船。
現在は「ロケット」と「トッピー」が運航しています。
以前は別会社でしたが、現在は同じ会社が運航していて、一日6往復。
GWと夏休み期間は1便、増便されます。
料金は原油価格の高騰などで変動することもしばしばありますが、片道15,000円程。
屋久島ツアーで利用されるプランも高速船利用が多く、ツアー料金のほうがお得だったりします。
種子島や指宿経由か、屋久島への直行便かで所要時間がだいぶ違い(2~3時間)、また、便によって到着港が「宮之浦港」か「安房港」かの違いもあります。
高速船は時速約80kmで航行するので、船内ではシートベルト着用。
デッキにでることもできず、天候によってはフェリーよりも欠航になることが多く、時に条件付き運行になることも(冬場は特に)
また、まれではありますが、直前で引き返しになるケースもなくはないです。
屋久島へフェリーで行く場合の注意点
現在、屋久島行きのフェリーは、「フェリー屋久島2」と「フェリーはいびすかす」がありますが、屋久島行きのフェリーといえば「フェリー屋久島2」の事を指すのが一般的です。
フェリー屋久島2の魅力は安さにあったのですが、昔より値上げしてるんですよね(;´Д`)
ですが、広いデッキで海風を浴び、途中の島々や高速船の行き交う姿、そして運がよければイルカを見る事ができるので、旅行気分をゆっくり味わえる醍醐味はあります。
繁忙期を除くと大人片道料金は往路4,900円、復路4,000円。(※繁忙期は復路の割引がなくなります)
自転車やバイクをで屋久島を満喫したい人はフェリーですよね。
自動車は運賃が高いので、鹿児島市内に駐車しておいて、屋久島でレンタカーを使う人のほうが多いかも。
一般的な客室はカーペット敷きの相部屋。
プライベートが欲しい方には、ツインベットルームの個室、和室もあります。
フェリーのデメリットは時間。
「フェリー屋久島2」は、1日1往復のみの運航で、
鹿児島港を8:30発、屋久島着が12:30(宮之浦港)
↓
宮之浦港を13:30発、鹿児島着が17:40。
ここが悩みどころなら、奥の手としてでてくるのが「フェリーはいびすかす」。
私は利用したことがないのですが、元貨物船を大人の諸事情でフェリーとした船。
乗り心地は…うん。
荷物になったつもりでいけばいいらしいです(笑)
フェリーはいびすかすの運航スケジュールは、
鹿児島(谷山港)18:00発→種子島21:40着、翌5:00発→屋久島7:00着(宮之浦港)
そう!種子島経由の船中泊なんです!!
かといって船内にお風呂とかありませんからね。
船の中での1泊スケジュールとなりますが、早朝に屋久島に到着できるというメリットがあり、好んで利用される方もいらっしゃるそう。
料金も、大人片道3,300円。学生なら2,640円の安さ!
鹿児島市内の南に位置する谷山港からの出発となります。
谷山港までは、繁華街(山形屋前の金生町)、鹿児島中央駅からの路線バスがあります。
食べ物や飲み物は事前に用意した方がいいでしょう。(船内にはカップ麺とジュース類しかない)
ちなみに、種子島で降りる方が多いようで、屋久島まではほんの数人、ということも多々あるそうですよ。
屋久島への行き方のおわりに
屋久島への移動方法比較、いかがでしたか?
日程に余裕があれば、鹿児島観光を挟んでみてもいいですが、屋久島はみどころいっぱい&天候に左右されやすいので、せめて2泊くらいは計画したいもの。
移動手段を選択する参考にしていただけたら嬉しいです。(*´ー`*)
余談ですが、屋久島で広く使える携帯電話はドコモです。(結局登山などでは使えないけど)
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