高齢の父に運転をやめさせて免許返納を説得する方法を考えてみた

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運転席

高齢ドライバーによる交通死亡事故のニュースを見ると、

普段運転をしない私は、真っ先に被害者の立場で悲しみと怒りが込み上げてくるけれど、

加害者の立場も他人事としてはいけないんですよね。

もちろん加害者は責められるべき。でもそれが自分の家族だったなら…?

父も80歳は目前だし、ゆくゆくは夫も高齢ドライバーになる。

普段、人の言う事をなかなか聞かない頑固者2人が、高齢ドライバーになり、運転能力の不安を感じた時、

運転をやめさせるにはどうしたらいいのか、免許返納を説得する方法を考えてみました。
  

高齢者の父に車の運転をやめさせる説得手段を考えてみる

高齢ドライバーの事故が相次いでニュースになって、自主的な免許返納を意識する人が増える一方で、

「自分はまだ大丈夫」
「車がなきゃ不便」

という言い分を強制排除するのも難しい。

でも運転によって殺人や傷害を犯すリスクを考えたら、ゆくゆく父や夫に免許返納を説得するのは本人と、そして家族の義務だと思う。

車がないと買い物が不便

私も今は、夫が車を出してくれるからトイレットペーパーとかペットボトルの水とかかさばる日用品をまとめて買い出しにいけるけど、

将来免許を返納して車がなくなったら、楽天とかamazonとか、通販を使う。

>>重たいドリンク送料無料でお届けも!買うなら楽天市場

商品代が高かったり、送料がかかることもあるけど、ポイントやセールを上手に使えばいいし、離れて暮らしている分、代わりに注文してあげてもいいと思ってる。(実際すでに代行してる)

車にかかるもろもろの費用が送料に代わったと思えばいいじゃない!って。

高齢者に対する配送料の負担軽減措置みたいなのができればいいのにな…。(一部デパートやスーパーでは実施あり)

免許返納すると身分証がなくなって不便

運転免許証を返納したら、身分証がなくなるから不便、と思うのはよくわかる。

顔写真がついてない保険証では住民票などの補助書類が必要なことも多いし、マイナンバーカードを持っていない高齢者だって少なくないはず。(私も通知カードのみ)

でも今は、運転免許証を返納する時に「運転経歴証明書」を申請・発行することができるから、これについては説得できそう。

[su_note note_color="#ffffff"]運転経歴証明書

・平成24年4月1日以降に交付された運転経歴証明書は運転免許証にかわる公的な本人確認書類として利用できる

・免許返納時、もしくは返納から5年以内の申請が必要

・自らの判断で運転免許証を返納した人に交付される(行政処分によって免許を取り消された人には交付できない)

・手数料は1,000円ほど。発行後の有効期限なし[/su_note]

※携帯電話の申込時など、有効期限のない運転経歴証明書では補助書類が求められることもある。(事業者によって異なるので要確認)

タクシーやバス代が必要になって不便

車を持っている人からすれば、タクシーを使うなんてもったいない、という気持ちもあると思うけれど、

車を持っていない私からすれば、車にかけるお金より、必要な時だけタクシーを使ったほうがトータル支出は少ない、という考え。

ガソリン代は値上げの一途だし、保険に税金、車検代…。

このくらいかかってるんだよ、と年間の使用金額を示すのも効果ありそう。

しかも、免許を返納して運転経歴証明書を発行すると、様々な特典を受けることできるんですよね。

自治体では市営、県営バスの割引や優待券、タクシーチケットや割引を受けられるところもあるし、

民間でも、購入商品の配送料割引サービスやホテルレストランの割引などを実施してる。

以下のサイトで、都道府県別の自主返納特典内容を確認することができました。

>>高齢運転者支援サイト(一般社団法人 全日本指定自動車教習所協会連合会)

全ての市町村に特典があるわけではないのが残念ですが、認知度が広まることで、地方の支援制度も増えて欲しいと願ってます。

高齢者、認知症だと認めたくない

決してうちだけではないと思うけれど、昭和世代気質?というか、負けん気の強さが免許返納に災いしそう。

プライドが邪魔して、自分の老いを認めなさそうな雰囲気が既にあります。

父も夫も、怪しい運転の車に対して悪態をつくところを見ると、絶対自分はそうならないと思ってる感じがするんですよね。

認知症の検査をしてほしい、というと拒否されてしまいそうですが、孫をダシに健康診断と銘打って、母と一緒に脳ドッグを受けてもらうのもアリだな、と思っています。

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免許返納を説得するためのドライブレコーダー

自分の運転能力が衰えてきていることを認められないようなら、ドライブレコーダーをつけることで、客観的に自分の運転をチェックさせることも一つの説得方法になりそう。

>>【ランキング1位】ドライブレコーダー コムテック HDR-102 日本製 ノイズ対策済 駐車監視機能対応 常時 衝撃録画 2.7インチ液晶 LED信号機対応ドラレコ

今ならドラレコの設置も、ニュースで悪質なあおり運転などが取り上げられたり、事故に巻き込まれた際の状況確認としても役に立つと認知度が上がっているので、抵抗なくつけられるし、

その上で、車に傷がついたり、センターラインをはみ出したり、など、運転が怪しくなっている、と自覚させることができそうです。

ドライブレコーダーのレンタルがあった!

鹿児島県では、高齢運転者へドライブレコーダーのレンタルを実施していることも知りました。

>>鹿児島県警HP(ドライブレコーダーのレンタル)

鹿児島県下の全警察署・幹部派出所にて、高齢者ドライバーとその家族にドラレコを無償で貸し出ししているのだそう。
(事前に警察署交通課高齢者交通安全支援係への相談が必要)

自分の運転の非を認めないようなら、これで強硬手段にでるつもり。

とてもいいサービスだなって思うけど、知らない人も多いと思うし、全国的にも広まってほしいです!

他にもドラレコのレンタルサービスを調べてみたところ、損保ジャパン日本興亜で「DRIVING!」というドラレコを使った安全運転支援サービスがありました。

特定の付帯サービスではありますが、運転技術のトレーニングもできるというので、高齢者に限らず役立ちそうです。

免許返納を説得させる方法を考えてみて思う事

夫は危険運転による事故のニュースをみて憤りを感じているし、老後は便利なところに住みたいといっているので、免許返納には苦労しない気もするけど、父の場合は今更住み慣れた場所を離れることもできない。

説得だけじゃなくて、できる限り生活面のフォローもしなきゃな、と改めて考えさせられました。

がんばって働かなくちゃ!

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