日本最大級のバラ園なのに、意外と全国的に有名とは言い難い「かのやばら園」。
ゴールデンウィーク期間は春のバラ祭り真っ最中なので、鹿児島旅行のおすすめスポットでもあるんですが、行き方がよくわからない、車がないから行けない、と諦めている人もいらっしゃるのでは…???
鹿児島市内から、かのやばら園への行き方、バスでのアクセス、所要時間や料金などをまとめてみました。
鹿屋のおすすめスポットもあわせてご紹介します^^
かのやばら園への行き方
かのやばら園があるのは、鹿児島県鹿屋市。
鹿児島市とは錦江湾を挟んだ反対側の大隅半島にあります。
8haの敷地に、1500種・3万5千株のバラが植えられている日本最大級を誇るバラ園。
毎年春と秋のバラの開花にあわせて、かのやばら祭が開催され、多くの人で賑わいます。
かのやばら祭り2018春
2018年4月28日(土)~2018年6月3日(日)
鹿児島市内から車でかのやばら園へ
鹿児島市内から車でアクセスする場合、海沿いに陸路を進む(あるいは高速を使う)ルートだと、時間帯にもよりますが、3時間位(高速なら2時間位)かかってしまうので正直しんどいかな、と思います。
ドライブがメインでなければ、フェリーを使っての移動が一般的。
その場合、桜島フェリーか垂水フェリーを利用できます。
桜島フェリーでのアクセス
桜島フェリーを利用する場合、下船後、桜島を半周するように大隅半島へ渡ります。(国道224号線→国道220号線→県道68号線)
このルートは、フェリーでの移動時間が15分と短い事と、桜島フェリーの便の多さ(日中はおよそ15分おき)がメリット。
下船後の移動時間は、後述の垂水フェリー利用時より20分ほど長くなりますので、垂水フェリーの時間帯が予定と合わない時や、鹿児島観光で桜島にも上陸してみたいなら桜島フェリーがおすすめ。
垂水フェリーでのアクセス
鹿屋へのアクセスでもっとも一般的なのが垂水フェリーでの移動。
鴨池港から乗船し、垂水港まで約40分、垂水港から国道220号線→県道68号線のルートでおよそ40分ほど。
トータルの移動時間としては桜島フェリー利用時とあまり変わらないのですが、ドライバーは楽ですよね。
フェリーに乗ったら食べたくなる「うどん」も、桜島フェリーなら急いで食べないとですが、垂水フェリーならゆっくり食べられます(笑)
ただし、朝夕の時間帯は満車で乗れない、という可能性もなくはないです。(垂水フェリーの運行はおよそ40~50分間隔)
鹿児島市内から直行バスでかのやばら園へ
鹿児島市内から車を使わずにかのやばら園に行きたい場合、鹿屋への直行バスを利用するのが便利。
鹿屋バス停から、かのやばら園行きのバスに乗り換える必要があり、通常期は日曜祝日のみの運行ですが、ばら祭り期間中は毎日乗り換え便が運航されます。
鹿児島市内のバス乗り場は、天文館と鹿児島中央駅でも停車するので、観光者でも利用しやすいと思います。
座席定員が40名で予約制ではないので、繁忙期は満席で乗車できない可能性もなくはないです。(その場合は路線バスやタクシーなどで鴨池港・垂水港まで移動する必要があります)
鹿屋バス停(リナシティかのや)で降りた後、20分ほど空けて「霧島ヶ丘公園・かのやばら園」行きのバスがきます。
そこからの所要時間はおよそ15分程。大人料金280円です。(2018年2月現在)
日曜・祝日は片道3本、ばら祭り期間中の月~土は片道2本と少ないので、事前に滞在時間などの計画を立てておきましょう。
鹿児島市内からフェリーでかのやばら園へ
鹿児島市内からの直行便は便利なんですが、鹿児島市内での発着所が限られています。
ばら祭りの期間中の土曜日・日曜日・祝日に限り、垂水港~かのやばら園間の臨時シャトルバルが運行されていますので、こちらを利用する方法も。
鴨池港(垂水フェリー発着港)まで路線バスやタクシーを使って、垂水港についたらシャトルバスでばら園へ。
シャトルバスは1日往復1便、垂水フェリーからの乗り換え時間が短い(1本前の便だとかなり長い)ので、ちょっとハラハラものですが、私は以前、このルートでかのやばら園まで行ってきました。
バラ祭り期間中とだけあって、シャトルバスは満席に近かったです。
行きのシャトルバスの時刻が、9:40垂水港発→10:20かのやばら園着、帰りはばら園を13:40発だったので3時間はあるんですが、休憩しながらのんびり散策しているとあっという間に帰りの時間になってしまいました。
かのやばら園の名物、バラソフトは10分くらい並ぶ事もあるほど人気なのでお早目に!
かのやばら園周辺の観光スポット
鹿屋には他にも観光名所が点在していますが、周辺とはいっても距離がありますので、車でのアクセスが便利です。
鹿屋航空基地史料館
鹿屋は、かつて特攻隊が最も多く飛び立った基地として知られ、テレビドラマ「永遠の0」のロケ地にもなった鹿屋航空基地史料館があります。
鹿屋航空基地史料館
住所:鹿児島県鹿屋市西原3丁目11-2
荒平天神
学問の神様、菅原道真公が祀られている荒平天神。受験生の参拝が多いのはもちろんですが、錦江湾に突き出た島のような岩山上(天神島)が美しい観光スポット。
夕暮れ時もおすすめ。対岸に開聞岳(薩摩富士)を望むこともできます。
荒平天神
住所:鹿児島県鹿屋市天神町
吾平山上陵
鹿屋市にある吾平山上陵(あいらのやまのうえのみささぎ)は、地元では「あいらさんりょう」という呼び名で親しまれている神武天皇の御父君と御母君の御陵です。
伊勢神宮に似ていることから「小伊勢」とも呼ばれています。桜と紅葉の美しさはもちろん、新緑の名所で、パワースポットとしても人気があります。
吾平山上陵
住所:鹿児島県鹿屋市吾平町上名
鹿屋アスリート食堂
鹿屋体育大学といえば、アテネオリンピック800m女子自由形金メダリストの柴田亜衣さんの出身大学。
「スポーツ栄養学」に基づいたメニューにより「バランスのとれた豊かな食生活」を提案する鹿屋アスリート食堂は、東京・大阪にも食堂やカフェを出店しています。
鹿屋アスリート食堂 研究開発本部
住所:鹿児島県鹿屋市古里町594-1
輝北天球館
輝北町は星がきれいに見える事で有名な場所。宇宙をイメージして作られた「輝北天球館」の天体観測ドームでは昼でも一等星以上の星を見ることができるのだそう。
ちょっと場所が遠いのですが、キャンプ場が併設されていることもあって、夏休みのおすすめスポットにもなっています。
輝北天球館
住所:鹿児島県鹿屋市輝北町市成1660-3
おわりに
もっと全国的に有名になってもらいたい!そう思って、かのやばら園へのアクセス方法をご紹介してみました。
かのやばら園では鹿屋オリジナルのバラ「プリンセスかのや」など、珍しい品種のバラもあり、切花温室では、100種6,500株のばらの中から、気にいったばらを切り花として購入することもできます。
春のバラはほぼ同じ時期に咲くそうなので、HPで開花情報をチェックしておくのがおすすめですよ♪
ぜひ鹿児島観光の際に、おでかけしてみてはいかがでしょう^^