寒い冬はカニの季節。今やインターネットでのお取り寄せも当たり前。
獲れたての美味しいカニを新鮮なうちに茹で上げて、急速冷凍したボイルかには解凍するだけで簡単に旬の味を楽しめます。
産地直送ならではの鮮度と、冷凍技術の進歩で美味しいまま自宅に届けられるかに。
冷凍のボイルかにの解凍方法と、冷蔵庫への匂い移りの防ぎ方、ボイルかにの美味しい食べ方をご紹介します。
ボイルかにの解凍方法、冷蔵庫で解凍する
ボイルかにといっても、タラバやズワイといったカニの種類、調理方法によっても解凍方法がちがってきます。
むき身の場合
ポーションともいわれる、殻を取った状態のかにのむき身。さばく必要がないので、鍋にもおすすめ。
殻がない分、解凍時間は短縮できます。ポーションの場合はジップ袋などにいれて、流水解凍。
20~30分ほど、半解凍くらいでOKです。
殻付きの場合
かにの足部分のみの「肩脚」、かにそのままの「姿」とありますが、いずれも冷蔵庫での解凍がおすすめです。
殻が付いている分、解凍に時間がかかるので、常温での解凍は水分と一緒に旨味が逃げてしまうこと、食中毒のリスクを防ぐためです。
水分がでるため、水切りバットなどに入れて上からラップをかけ、冷蔵庫で解凍します。
カニの種類や大きさによって解凍時間は異なりますが、ズワイの肩脚なら1日ほど、ズワイの姿なら1日半~2日ほど>>>かに鍋を美味しく食べるには?おすすめ具材やシメの楽しみ方が目安。
我が家はズワイの肩脚を購入するので、食べる前の晩、就寝前に冷蔵庫にうつして解凍します。
姿の場合は、ずわいでも毛ガニでも、かにの甲羅を下にして解凍するのがコツ。
ラップだけでは乾燥が気になる場合、塩水で濡らしたキッチンペーパーでかにを包むようにします。
冷蔵庫への匂い移りを防ぐには
かにを冷蔵庫で解凍すると、気になるのが匂い移り。
結構なにおいがドアを開くたびにぷんぷんしてしまいます。
匂い移りを軽減するためにも、バットごと新しいゴミ袋に入れて冷蔵庫にいれておくのがおすすめ。
解凍後にさばいた殻を入れるのに、ゴミ袋はそのまま使用します。
それでも匂いが気になる場合は、クエン酸スプレーで冷蔵庫内を掃除しましょう。
ボイルかにの解凍方法、早く解凍するなら
ついうっかりやってしまうのが、寝る前にかにを解凍し忘れてしまうこと…(-_-;)
朝になってから!「はっ!今夜はカニ鍋にするんだった!!」となるのはしばしばあります。
そんな場合はあきらめて朝からかにを冷蔵庫へ。
調理前にすこし常温にだしておきます。(暖房はいれません)
帰宅後に解凍忘れに気が付いたときは…常温で解凍していますが、食中毒などの観点からはおすすめできません。
常温での解凍は水分がでやすく、その分かにの旨味も駄々洩れなので、極力室温に置いておく時間は短めに。寒いからって暖房をきかせては、せっかくのかにが傷んでしまいます。
暖房をいれた室内の場合は、かにの周りについているグレースをさっと洗い流したあと、ジップ袋などにいれて、流水解凍したほうがいいでしょう。
冷凍のかに、洗ってもいいの?
冷凍焼けを防止するため、薄い氷の膜(グレース)がついている場合は、軽く洗い流してOK。そのほうが解凍時間を短縮できます。
キッチンペーパーなどで水分を軽く拭き取ったら、残りは冷蔵庫で解凍しましょう。
電子レンジは使えるの?
急いでるんなら、電子レンジがあるじゃない!と思われるかもしれません。
一度、どうしても無性にかにが食べたくなって、自分のぶんだけだから、と電子レンジでチンしてみたことがありますが、水分が皿にたっぷり…。
旨味が抜けたかにを食べることになってもったいなかったです。
急ぎの場合でも電子レンジだけはおすすめしません!
ボイルかに解凍後の美味しい食べ方は?
ボイルかにの食べ方ですが、基本的には解凍してそのまま食べてOK。
カニ酢や三杯酢などをお好みでつけていただきます。
鍋にいれる場合は、茹ですぎると風味や食感が損なわれるので、温める程度にしましょう。
>>>かに鍋を美味しく食べるには?おすすめ具材やシメの楽しみ方
焼きガニ
茹でてあるカニとはいえ、解凍しただけの冷たい状態ではなんか味気ないですよね。
おすすめは炙り。とはいってもバーナーはないし怖いので、魚グリルで焼きガニにしています。
カニをさばいたら、内側の白い柔らかい殻のみをカニばさみで切り取って、半分殻がついた状態でさっと焼きます。
香ばしい匂いがたまらなく、我が家ではカニ鍋よりも焼きガニで食べるのがメインです。
おわりに
かにをさばくのも大変ですが、殻付きのかにだと、焼いた時の美味しさが違います。
カニバサミがあれば、さばくのもかなり楽になりますので、チェックしてみてくださいね^^
年末年始に美味しいカニを用意しましょう!