風邪でのどが痛いときのあのイガイガ、不快だし、悪化するとツバを飲み込むのも辛くなってしまいます。
のどに違和感を感じた時点で早めの対処がおすすめです。でもどうすればいいのでしょうか?
また、うがいの方法やのどにいい食べ物、おすすめの飲み物は?
のど飴の選び方や効果、のどの痛みに効果的な薬もご紹介します。
のどが痛い時の対処法。基本のうがい
風邪やインフルエンザ予防として、推奨される基本的なものがうがいと手洗い。
うがいは、のどに付着したウィルスや細菌を洗い流す効果があります。
基本のうがいの方法
1.しっかり手洗いした後、まずは口の中をゆすぎうがい(口腔内の雑菌を外に出す)
2.ガラガラうがい(のどの雑菌を洗い流す)
簡単ですよね。
私のガラガラうがいは「あ・い・う・え・お」といいながらするもの。
普通にガラガラするより、のどの広範囲がゆすがれている気がします。ただし誤飲しないように注意が必要です。
(小さなお子様には難しいかもしれません)
既にのどの痛みを感じているようなら市販のうがい薬を使用してもいいでしょう。
私のようにうがい薬が苦手、薬を買いに行けない、家にあるもので手軽に済ませたい方には下記の方法がおすすめです。
塩うがい
コップ1杯のぬるま湯にひとつまみ程度の塩を混ぜてうがいします。
緑茶うがい
緑茶うがいは、私が一番好きな方法。(味が好みだから当然ですね)
仕事が終わった後にも必ずお昼用に持参していた緑茶の残りでうがいをしてから帰ります。
ただし、のどの痛みがひどくなってからでは、細かい茶葉で余計イガイガしちゃうので、予防うがいとしておすすめです。
はちみつうがい
のどの痛みにはちみつは効果的といわれますが、まさかうがいに使うとは。
150ccほどの水に大さじ1杯程度のはちみつを混ぜるそうなので、お湯で溶かしてから粗熱を取ったくらいがちょうどいいかもしれませんね。
のどが痛い時の対処法。おすすめの食べ物は?
のどの痛みに良いとされる食べ物、王道なのはしょうがや大根、きんかんやはちみつ。
他にもねぎやレンコン、梨ものどに良いとされます。
風邪によるのどの痛みなら、まずは風邪を治す必要がありますので、栄養バランスのよい食事を心がけたいものですが、のどが痛いと食べ物(固形物)を飲み込むのも辛いですよね。
のどが痛い場合は、のどごしのよいメニューにしましょう。
☑おかゆやおじや、雑炊
☑煮込みうどんやにゅうめん
☑茶碗蒸しや温豆腐
☑大根の煮物(柔らかい野菜)
☑ポタージュスープやシチュー
☑白身魚のあんかけ
固い食材や刺激の強いもの(辛い・酸っぱい・苦い)、また過度に冷たいものや熱すぎるものも良くありません。
ほどよく冷まして食べるようにしましょう。
のどが痛い時におすすめの飲み物
水分を補給することで、のどを潤し、乾燥による炎症や細菌の繁殖を妨げることになるので、こまめな水分補給を心掛けましょう。
☑しょうが湯(はちみつを加えても◎)
☑ハチミツレモン湯(はちみつとレモン果汁をお湯で溶く)
☑はちみつ紅茶(紅茶にはちみつを溶く)
☑ゆず茶
☑番茶やほうじ茶
☑ノンアルコールの甘酒
既にのどが痛い場合は、緑茶ではなくほうじ茶などがおすすめ。
紅茶はカフェインが含まれていて、安眠の妨げになる場合があります。風邪の回復には十分な睡眠も必要ですので、夜の紅茶は控えたほうがいいでしょう。
のどの痛みにおすすめのデザートは?
風邪からくるのどの痛みにおすすめのメニューを紹介しましたが、のどに優しいデザートがあったら嬉しいですよね。
果物では梨。旬は秋ですが品種によっては冬に店頭に並ぶものも。
小さく切って、よく噛んで食べるようにしましょう。食べ過ぎは身体を冷やす為、ほどほどに。
きんかん漬けもおすすめです。実もまるごと美味しく食べられますし、シロップはジャムとしてパンに塗っても、お湯で割って飲んでも美味しい。
また、好みがあるとは思いますが、杏仁豆腐もおすすめです。
漢方でのどの薬としても使用される杏仁(あんずの種)。ただし、最近の杏仁豆腐はアーモンドエッセンスが使われていることもあるそうなので、杏仁霜(杏仁粉)が使用されている杏仁豆腐を選ぶか、杏仁霜を購入して自分で作る方法があります。
手軽で美味しい、カルディのパンダ杏仁豆腐は有名ですよね。
カルディオリジナル パンダ杏仁豆腐 ミニ 215g【賞味期限:2017/11/3... |
実際、杏仁豆腐を食べたからといって劇的な効果があるわけではないのですが、食感ものどに優しいので、好んでよく食べます。
のどが痛い時の対処法。のど飴の選び方や市販薬
とにかくのどが痛い!速攻でなんとかしたい!
そんな場合は、のどにいい食べ物どころではありませんよね。
病院に行くのが一番いいかもしれませんが、仕事の都合や、のどがちょっと痛いくらいで病院に行くのもためらわれてしまうもの。
とりあえずのど飴!となりますが、のど飴にも種類があります。
「医薬品」のど飴
有効成分による効果・効能が認められているもので、医薬品が販売できる薬局やドラッグストアでしか購入できません。
浅田飴(第2類医薬品)や南天のど飴(第3類医薬品)は有名ですよね。昔は美味しくないイメージでしたが、今では色々な味の開発がされています。
薬なので、用量・用法が決められています。
「指定医薬部外品」のど飴
医薬品に比べると効き目が緩やかですが、有効成分による効果が認められているもの。
ヴィックスやトローチなどが有名です。風邪薬と同シリーズののど飴も見かけるようになりました。
「食品」のど飴
コンビニやスーパーでも購入できるお菓子としての扱いののど飴。種類が豊富で、量などの制限もないので、気軽に服用できます。
薬としての効果はなく、のどにうるおいを与える目的があるとはいえ、商品によって、のどの痛みに効果を感じる、感じないといった差がでることも。
龍角散のど飴やはちみつきんかんのど飴、プロポリスやマヌカハニーなどが有名ですね。
乾燥している室内や、のどを酷使する仕事などの合間に舐めたくなります。
薬やハーブ系の味が苦手な私は、ゆずやはちみつや梨といったのど飴が定番。美味しくいただける分、のどが痛くなってからでは遅いです^^;
なしのど飴(80g) |
のどの痛みに聞く市販薬は?
風邪の諸症状なら、のどの痛みをメインに販売している薬もありますが、風邪っぽいけど熱などはなく、のどだけが痛い!そんなことありませんか?
私は毎年のどだけがやられます。
のどの痛みだけに対処したいのであれば、「ペラックT錠」が有名です。
7歳から服用可、抗ヒスタミン剤を使用していないので、眠くなりにくく、今日は仕事…という場合にも助かります。
医薬品のため、薬局やドラッグストアでの販売となります。飲み合わせや副作用など、わからない点は必ず薬剤師さんに相談しましょう。
おわりに
のどの痛みは本当につらいですよね。
眠れない、つばが飲み込めない、そうなる前に予防と初期症状での対策をしっかり行いましょう。
食べ物や薬だけでなく、部屋の加湿やマスクの着用、のど周りの保温も大切です。
痛みがひどい、治らない場合は風邪以外の原因も考えられますので、病院でしっかり診察してもらいましょう。