いまや写真プリントの需要を超える勢いのフォトブック。
記念日や思い出、子供やペットの成長記録など使い方は様々。
とはいってもフォトブックの種類も豊富で、違いなどを比べるのも容易ではありませんね。
印刷方法や製本方式の違いで、上手に使い分けしましょう!
フォトブックの画質や製本の違い
画質と製本の種類を知るだけでも、どのフォトブックを選ぶべきか決めやすくなると思います。
気軽に増やしていきたいもの、大切に残していきたいものなどフォトブックの質で使い分けてみましょう。
フォトブックの画質の違いとは
フォトブックの画質は方式によって仕上がりが違ってきます。大きく分けると「銀塩プリント(写真仕上げ)」と「オンデマンド印刷(印刷仕上げ)」の2種類。
銀塩プリント(写真仕上げ)
印画紙を使う方法で、写真店やネットプリントなどの写真に使用されています。高画質で紙が厚い。
オンデマンド印刷(印刷仕上げ)
業務用印刷機を使い、紙に印刷する方法。要求があり次第(オンデマンド)迅速に印刷します、という事で、少部数の印刷を迅速に、また薄い紙にも印刷できる為、フォトブックではこの印刷仕上げが多く採用されています。
写真と印刷では仕上がりの差は大きいですよね。
これぞ、という1冊は銀塩プリント、日常の写真や枚数が多いものはオンデマンド印刷を利用される方も多いようです。
オンデマンド印刷でも、印刷機や紙の質によっては銀塩プリントに近い仕上がりのものも一部ではありますが、その分お値段は高めだったりします。
仕上がりについては実物を見ないとわかりづらいのですが、店頭でも質感などを確認できるところもあります。
ランキングなどもチェックしてみるといいですね!
フォトブックの製本の違いとは
製本方法によって、フォトブックの仕上がり、見やすさなども変わってきます。
フォトブックでは主に「合紙製本」「無線綴じ(くるみ製本)」「糸綴じ」「リング製本」などがありますが、最も多いのは「無線綴じ(くるみ製本)」のようです。
無線綴じ(くるみ製本)
本の背の部分を糊で固めて綴じる方法。針金や糸などは使用しません。
本を開いた時に真っ直ぐ開ききることができませんが、低コストで仕上がりも早いためフォトブックでは多く見かけます。背表紙のあるファッション雑誌などがこの方法ですね。
合紙製本
印刷された面を内側に折って、(次ページの)印刷されていない面どうしを貼り合わせる方法。
見開き部分がフラットになるので、ページをまたぐ写真でもきれいに見られます。絵本などにも多い製本方法。
ページに厚みがでるので、ずっしりとした仕上がりになります。
糸綴じ
本の背の部分に糸を通して綴じる方法。手間がかかるしっかりした製本方法。
リング製本
リングノート、リングメモなどでおなじみの製本方法。
リングの種類によってはページを増やしたり並び替えができる利点があります。
シーン別によるフォトブックの活用法
デザインや種類も豊富なフォトブックは、撮りためた写真を本にするという使い方だけでもったいないほど。
色々な使い方で、よりスペシャルな1冊にすることもできますね!
我が子の旅立ちに成長記録をプレゼント
自分(自宅)用だけではなく、子供が大人になって自立するとき、結婚するときにプレゼントしてはいかがでしょうか。
披露宴で贈呈するのも素敵ですね。
旅の思い出は言葉も交えて
楽しかった旅行も、過ぎ去ってしまえば細かい事までは覚えていられないもの。
ここのレストランはなにが美味しかった、どういう経路でいった、ここでこういう失敗をしたなどコメントまで入れると、思い出が鮮明によみがえるだけでなく、次に行くときの参考や人におすすめしやすくなります。
記念日のプレゼント
お孫さんの成長はおばあちゃん、おじいちゃんにとっても嬉しいもの。
七五三など、イベント時のお祝いをもらったお返しに、フォトブックでお礼されたら嬉しいのでは?
結婚式のウェルカムスペースに
二人の門出をお祝いしてくれるゲストを迎えるウェルカムスペース。
結婚までの思い出をフォトブックにして、ウェルカムボード代わりにしてみても♪
レシピ本として
得意料理や定番の味など、写真と作り方を交えれば、世界に一つのレシピブックに。
お料理教室で生徒さんに作らせてあげるのもいいですし、嫁入り道具の一つとして、母の味を持たせてあげるのもいいですね。
カレンダーとして
本棚にしまっておくのはもったいない!というベストフォトは、飾って置けるカレンダーにするのもおすすめ。
こちらもおじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントにおすすめです。
ギフトにするなら
結婚した同僚へ、旅行にいった父母へ、子供が生まれた友人へ…。フォトブックを作ることができるお仕立券としてのギフト券を展開しているところもあります。(「フォトブック ギフト券」で検索してみてくださいね)
自分の手元に写真はないけど、フォトブックをプレゼントしたい、という場合にぴったりです。
フォトブックの使い方も色々ですね!
様々な種類があるフォトブック。
ここぞという大切な写真は、銀塩プリント、合紙製本、ハードカバー。
日常の写真、冊数が多い場合などは、印刷仕上げ、ソフトカバー。というふうに使い分けると絞り込みもしやすくなります。
あとは作成方法(スマホorパソコン)、テンプレート、コストで選ぶといいでしょう。
子育てなどで時間がない方へは、レイアウトなど自動で行ってくれるフォトブックなどもありますので、上手に活用してみてくださいね!!