結婚後はなにかと親族へのご挨拶も増え、意外とお悩みの方が多いのがお中元やお歳暮のやりとり。
披露宴に出席して頂いた親族や上司、お世話になった仲人さんへのお中元やお歳暮はどうすればいいのか。
またお互いの両親、実家へのお中元やお歳暮はどうすればいいのか。
贈る場合の注意点やマナーもあわせてチェックしてみましょう。
お中元、お歳暮を贈る時期や意味とは
夏のお中元、冬のお歳暮というのはデパートなどの催しなどで大体ご存じかと思いますが、実際に贈る場合の時期はいつなのでしょうか。
「お中元」は、親類縁者や近隣で、お盆の時期にご先祖様へのお供え物を配っていた習慣が、「お歳暮」は新年を迎えるにあたって神様へのお供えものを配っていた習慣が、現代ではお世話になった人へ品物を贈る習慣への変化してきたもの。
そのため、お中元を贈る時期はお盆を旧暦で行うか、新暦で行うかの違いによって地域での時期が異なる場合があります。
一般的な時期としては7月初旬~7月15日までですが、関西地方など西日本では8月初旬~8月15日までに送るのが一般的とされていますので、送り先の地域に合わせて贈るのがマナーです。
ただし、配送の混雑を避けるために今では6月下旬頃からの発送など、全国的に早い発送も増えつつあるようです。
お歳暮に関しては全国的に12月上旬~12月20日頃となっています。
今ではデパート商戦で全国配送が無料など、郵送するのは当たり前のようになっていますが、本来は目上の方に郵送するのは失礼にあたります。
お会いできる距離なら、ご挨拶を兼ねて直接お渡しするのが本来のマナーです。
親族や上司、仲人さんへのお中元、お歳暮は
結婚式に出席いただいた親族や上司へのお中元やお歳暮は基本的には不要です。
ご出席いただいた方への御礼は、新婚旅行のお土産とお葉書などでお祝い返しするのが一般的。
お中元やお歳暮は基本的に、一度贈るとずっと送り続けることになりますので、後々家族が増えると負担になる場合もありますし、辞め時に困るケースも多く見受けられます。
また、社内ではお中元やお歳暮のやりとりを禁止している会社も多くなっています。よほどプライベートでもお世話になっている上司の方でなければ、普通は必要ありません。
最近は仲人をたてる方も少ないと聞きますが、仲人さんがいらっしゃる場合は結婚後5年間(あるいは3年、10年を区切りとして)お中元、お歳暮を贈ります。
こちらも地域によって違いがありますので、お義母様にお伺いするといいでしょう。
私は結婚式を挙げず、親族のみのお食事会を行ったのみでしたので、内祝いをお送りさせていただき、親族や上司へのお中元、お歳暮は行っていません。
どちらの親族とも離れて暮らしているため、顔を合わせるのは数年に一度あるかないか。法事などで集まる際に手土産を用意し、ご挨拶させていただいています。
結婚後、お互いの両親へのお中元、お歳暮は
結婚後、お互いの両親へのお中元、お歳暮は贈るべきでしょうか?
同居している場合や、近所住まいでお互い頻繁に行き来がある場合は、改まってお中元、お歳暮を贈るのも逆によそよそしい、母の日や父の日、誕生日の贈り物をしているので、お中元やお歳暮は贈らないという方も少なくありません。
もちろん、日頃の感謝の気持ちですから、お中元やお歳暮を贈ってはいけないこともありませんね。
ただし、結婚相手のお家柄やその土地の風習などもあります。お中元、お歳暮を贈らずに後々トラブルになるのも困りものですので、最初のうちに夫婦間で相談しておくとよいでしょう。
先に結婚されている兄弟姉妹がいらっしゃるなら、どうしているのかお伺いしてみてもいいですね。
私は離れて暮らしている上、お盆や年末年始の帰省もなかなかできないため、両方の親へお中元とお歳暮をそれぞれ送っています。
母の日、父の日、誕生日もお祝いしていますが、普段なにもできていないので仕送りのかわりに、という気持ちもあります。
義母は「気を使わなくていいのに」と言いますが、まんざらでもなさそうですし、新米などを送ってきてくれたりするので続けています^^
まとめ
結婚後のお中元やお歳暮は、基本的に仲人さん、そして状況次第でお互いの両親に。
難しく考えてしまうと、やりとりに困りますが、要は気持ちです。
結婚すると、親戚付き合いも増えますが、お中元やお歳暮は”一度贈ると一生”と言われますので、最初が肝心。
親戚や兄弟間なら、なにかの折に手土産を持参するなど、お中元やお歳暮にこだわらなくてもよいと思います。
親族間でのやりとりについては、夫やお義母さんに確認できるような関係が築けるといいですね。