ぎんなんが出回る秋。10月初旬頃から店頭でもきれいに下処理されたぎんなんが並び始めます。
私も昔は茶碗蒸しの入っているぎんなんのどこが美味しいのかさっぱりわからなかったけれど、居酒屋さんで出された塩煎りぎんなんが美味しくて、それ以降は毎年のぎんなんが楽しみに^^
電子レンジでの簡単調理もありますが、私のおすすめはフライパン炒り!
愛用しているおすすめの殻むき器も紹介します。
ぎんなんの美味しい食べ方①フライパンで炒る
ぎんなんを食べるといっても、実際食べる部分は種子の部分。
ぎんなんの実は強烈なにおいがありますが、お店で売っているのは実の部分を綺麗に洗い取って乾燥させたもの。(殻はちょっと臭う)
殻に包丁やペンチを使って割れ目を入れた状態で調理することもできますが、熱くなった殻を外すのは大変。
でも熱いうちに食べたいので、私は先に殻を取り除いてから調理します。
ぎんなん割り器で割っていきます。殻の筋(?)側を挟んで軽く握るだけ。
力を入れすぎると中身をつぶしてしまいます^^;
薄皮はついたままでOK。
これを、薄く油をひいたフライパンで炒ります。
火加減はごく弱火。じっくり、じっくり転がしながら…。
薄皮が割れてきます。実も綺麗なヒスイ色に。薄皮はキッチンペーパーで摘み取るようにすれば簡単にとれます。
直接触ると熱いから注意です。
お塩を振って、いただきます♪
電子レンジは簡単だけど...
そんなじっくり調理してる時間ないよ!っていう場合の時短調理はやっぱり電子レンジ。
適当な封筒(小さめの紙袋とかでも)に数粒のぎんなんをいれて、口を2,3回折ってチンするだけ。
ポンッ!っていう破裂音がしたら、完成。
簡単なんですけど、破裂音にビクッ!ってなるし、加熱ムラもできやすいし、おもいっきり破裂したものは食べられないし、、、。
簡単なようで、全部を美味しく食べようと思ったら意外と手間に感じてしまい、やっぱり殻は最初に割った方が楽だなぁ、とフライパン炒りがイチオシな私です^^;
ぎんなんの美味しい食べ方②茹でる
ぎんなんは炒って食べるのも美味しいですが、茶わん蒸しやぎんなんご飯もいいですよね。
その場合は茹でてしまいましょう。
お湯を沸かした鍋に、殻を割って薄皮の状態にしたぎんなんを入れ5分ほど茹でます。
茹でながら、お玉の背で転がすと薄皮がむけるって聞いたんですが、全然剥けなかったので、ざるにあげて流水で荒熱を取ってから薄皮をむいてみたら、するんと剥けました!
茹でたぎんなんはもっちり。
炊き立てご飯にお塩と混ぜたらぎんなんご飯に。
茶碗蒸しは蒸す前に具として加えればOK。
缶詰とかパウチで売ってるものより全然美味しい!
ちなみに茹でたぎんなんをフライパンで軽く炒ってみましたが、薄皮がないと焼き目がつきやすいので、やっぱり炒りぎんなんなら薄皮付きのままがいいかな~。
ぎんなんを美味しいまま保存するには?
ぎんなんは鮮度が落ちるにつれ、固くなってしまいます。
殻に包まれているので、長期間保存できそうな見た目なんですが、野菜室で1ヶ月ほど置いてたぎんなんの殻を割ったら、しわしわの実(?)が…。
ぎんなんの保存は殻を割ってから冷凍しましょう。
ちなみに私が愛用しているぎんなん割り器は持ち手にストッパーが付いている「ギンナンクンプロ」。
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ストッパーがついていない分ちょっとお手軽なギンナンクンボスもあります♪
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年に数回なのに、と買い渋ってましたが、あるとすごく楽!
フライパン炒りの場合は、殻を取って薄皮の状態にしたぎんなんをそのままジップ袋などにいれて冷凍します。
食べたい時に食べたい分だけ冷蔵庫に移してから、調理すればOK。
もしくは、茹でて薄皮をむいた状態のぎんなんを同じくジップ袋に入れて冷凍すれば、そのまま茶碗蒸しの具として使えて便利。
食べ過ぎには注意しましょう!
ぎんなんは美味しいだけではなく、滋養強壮などに効果的と言われるほど栄養分も多く含みます。
ただし、食べ過ぎると中毒症状がでる場合があることでも知られていますよね。
60個のぎんなんを食べた成人女性が、吐き気などの中毒症状に襲われた症例もありますが、一度に60個はさすがと食べ過ぎかな、と…。
注意したいのは子供。
親と一緒にぱくぱく食べちゃうお子さんもいるそうなんですが、成人に比べて肝臓の解毒能力がまだ未発達の小児は中毒症状がでやすいのです。
5歳未満ならぎんなんを与えない、5歳以上でも5粒程度までに留めるようにしたほうがよさそうです。
ちなみに成人の場合でも、中毒症状がでる目安は40粒ほどとされていますので、せいぜい20粒ほどまでに押さえておきたいところ。
冷凍保存を活用して、適量を美味しくいただきましょう^^