石焼き芋やさんで買った焼き芋って、しっとりと甘くて美味しいんですよね。
でも最近はあまり見かけないし、声が聞こえても移動していたら捕まえるのが難しい。
結構高いしね。(苦笑)
品種改良で美味しいお芋も増えているので、自宅で美味しい焼き芋を作ってみますか!
焼き芋を自宅で美味しく作るコツ、レンジや鍋などの使い方や美味しいお芋の選び方をまとめてみました^^
焼き芋を美味しく作るコツと理由。炊飯器で作るのは?
焼き芋を美味しく作るコツは、低温で時間をかけてじっくり焼くこと!
さつまいもは加熱することで甘くなりますが、一番甘くなるのは、さつまいもの中心温度が約65℃~75℃の時なんだそう。
これはさつまいもに含まれるでんぷんが酵素によって分解されて、甘味成分に変わるから。
酵素は高温だと壊れてしまうので、70℃前後をキープすること、そしてゆっくり分解が進むので、じっくり時間をかけることが、甘くて美味しい焼き芋を作るコツの理由です。
ポテトサラダを作るときに、じゃがいもを電子レンジで加熱するんですが、同じようにさつまいもを電子レンジでチンしても、全然甘くならないし、ぱさぱさして美味しくない。
それなら、とアルミに包んでトースターで焼けばいいんじゃない?と試してみたけど、うちのトースターには安全装置が付いているのか、長時間の加熱ができない…。
(温度の上がりすぎを防ぐためか、自動的に加熱を休止してしまう)
炊飯器で美味しい焼き芋。でも…
なにかで目にしたのが、炊飯器で焼き芋を作る方法。
洗った焼き芋をそのまま入れて、少しお水を入れたら、普通に炊飯スイッチを入れるだけ。
出来上がったお芋は、釜底に当たってたところはほんのり焼き色もついちゃって、ねっとりと甘い!
これが美味しい焼き芋を作る、一番簡単な方法だと思うんですよね。
でもこの方法には落とし穴が。
匂いが付いちゃうんです。炊飯器に。
次の日も、そのまた次の日も、ご飯を炊いてるのに、焼き芋の匂いがぷんぷん。
せっかくの白いごはんが台無し。
炊き込みご飯とかもそうですよね。上蓋やパッキンなどに匂いがしみ込んで、洗ってもそう簡単にはとれません。
炊飯器についた臭いを取るには、お湯を入れて炊飯するとか、水と一緒にレモンの輪切りやクエン酸を入れて炊飯するとか、あるいは天日干しにするとかありますが…
めんどくさい(-"-)
せっかく簡単に焼き芋が作れる方法なのに…。
ちなみに炊き込みご飯などの匂いも、保温中につきやすいらしいので、炊き上がったらすぐおひつとかに移すと、匂い移りを押さえることができるそうですよ^^
焼き芋を美味しく作るのはレンジ?オーブン?鍋?
冬場はストーブの上でじっくり焼く方法もあるのですが、我が家はストーブなし。
そうなると、電子レンジ、オーブン、鍋や魚焼きグリル…。
それぞれの焼き芋の作り方は?
電子レンジで焼き芋を作るなら?
これは、TV番組でやってましたね!(得する人損する人)
美味しい焼き芋を作るコツ、「低温でじっくり」を電子レンジで再現するにはどうすればいいか。
解凍モードを使うというワザ!
解凍モードがない電子レンジの場合は、200w設定にすればいいんだそう。
え!?うちのレンジ(結構古い)に200Wなんてあったっけ?
いつもは600Wか500Wしか使わないんですが...あった!
(解凍モードは逆に押すだけで勝手にスタートするので時間設定ができませんでした…)
さて、本題に戻って、電子レンジで美味しく焼き芋を作る方法です。
[su_note note_color="#fff4fe"]1.クッキングシート(クックパーとか、お菓子を作るときとかに使う白いつるつるのやつ)でさつまいもをキャンディ包みでしっかり覆います。2.お皿に乗せてラップして、500Wで2分加熱(お芋の中心温度をあげる)
3.電子レンジを開けずに、解凍モード、あるいは200Wに設定変更して20分加熱
[/su_note]
番組では焼き芋らしい香ばしさをつけるため、溶かしたバター醤油をクッキングシート内に入れてました。
バター醤油はお芋1本分でバター5gと醤油小さじ2。
レンジで30秒ほど加熱して溶かしたら、キャンディ包みを片方だけしておいて、もう片方から流し込みます。
クッキングシートからバター醤油が漏れないように、被せ目(?)を上にむけて。
ムラをなくすために、お皿に割った割り箸を並べておいもを乗せるともっといいかもですね。
※細いお芋などは上記の時間では加熱のしすぎでぱさぱさになってしまうかもしれません。
オーブンで焼き芋を作るなら?
低温でじっくり長時間かけて焼く、という方法が一番再現しやすいのはストーブに次いでオーブンではないでしょうか。
さつまいもの中心部分を70℃ほどに保つとなると、200℃のオーブンで1時間以上加熱するのがいいそうです。
が、うちは電子レンジと一緒になったオーブンなので、長時間の使用はちょっと電気代が不安…。
ちゃんとしたオーブンならそれほど電気代もかからないのかしら?
もうちょっと短めの時間で、オーブンで美味しい焼き芋の作るレシピが、クックパッドで紹介されていました。
鍋で焼き芋を作るなら?
魚焼きグリルで焼き芋を作る方法も紹介されてたりしますが、お住まいの地域によっては、めっちゃガス代が高いところとかありません?
ガスを使うなら、蒸したほうが安上がりでそこそこ美味しいんじゃ…。
そう思っていたんですが、最近気になってるストウブ鍋なら、保温効果が高いので、ずっとガスをつけっぱなしにしなくても調理できるんだとか!
ルクルーゼや無水鍋も、ガス代を節約しつつ、美味しい焼き芋が作れるそうです。
ちなみに鍋といえば、スイッチを入れるだけで調理ができる電気鍋でも焼き芋を作ることができます。炊飯器と分けて使えば、匂い移りもあまり気にしなくていいですしね!
実は我が家には、なぜか主人が突然買ってきた電気鍋があるんですが、置き場所がなく、どこかに仕舞われたまま…^^;
無水鍋などはアルミを敷いて、鍋にアクや蜜がつかないように気を付ける必要がありますが、加熱して保温、加熱して保温を繰り返すそうです。
そんなに重たくない無水鍋も心惹かれてるんですが、フタを取ってお芋をひっくり返す作業を考えると、ストウブがいいかな…なんて思ったりもしています。
焼き芋がより美味しくできる、芋の品種と選び方
そもそもさつまいもを買う際に、どの種類がいいのか選び方を迷いませんか?
ねっとり甘く蜜がたっぷりのお芋といえば、蜜芋というものを全国に知らしめた「安納芋」。
他にも「鳴門金時」や「紅はるか」、「シルクスイート」といった品種が人気です。
選ぶ際は、しっかりとした太さがあって、皮の紫色が鮮やかなもの、ずっしりと重いものを。
蜜が黒く染み出しているものも糖度が高い証拠。
逆に、細いものやひげ根が多いもの、傷やへこみ、変色などがあるものは避けます。
中にはおやついもとして、こぶりで細いさつまいもがまとめて売られていることもありますが、そういったものは、焼き芋よりふかし芋にしたほうがいいですね。
おわりに
自分で作った焼き芋は冷凍保存もできますが、美味しさはちょっと失われてしまいます。
既に焼き芋に調理して冷凍の状態で売られているものなら、電子レンジでチンするだけでねっとりとろとろの焼き芋を手軽に食べられるので、おやつ用としてストックしておくのも便利ですよ♪