冬の果物はやっぱりみかん!
こたつでみかん、テーブルでもみかん、スーパーにいってもみかん、実家に帰ってもみかん(笑)。
消費量もハンパないので、箱買いがお得だし、実家はミカン栽培がさかんな地域でもあるので、毎年沢山のみかんが送られてきます。
でも段ボールの底からカビの生えたみかんが出てくることってありますよね...。
皮をむいたら食べてもいいの?他のみかんはどうすればいいの?
カビを生えにくくするみかんの保存方法と、おすすめの冷凍方法をチェックしてみましょう!
みかんの皮にカビ、食べたらだめ?
段ボール箱で大量買いしたみかん、食べ進めていくと、箱の底から緑や白いカビをまとったみかんがでてくることが…。
ぐにゃりとしている場合は、もう腐っていると分かるので処分せざるを得ませんが、食べ始めてから「うわっ!カビが生えてた!」と気付いてしまう場合もあるでしょうし、子供が気付かずに食べてしまった、というケースもあります。
みかんにはえるカビは、人体に直接害を与えるような毒素は作らない”ペニシリウム”というカビの仲間なんだそう。
とはいっても、みかんが腐っていたらお腹を痛めてしまう可能性もありますし、カビの胞子がアレルゲンとなって、気管支炎などを引き起こす原因にもなりかねないので、そのまま食べ進めるのはおすすめできません。
一つだけかび。他のみかんはどうする?
沢山あるみかんの、たった一つだけが腐ってカビが生えている、というパターンってありますよね。
その周りのみかんをどうするか悩みどころ。
食べるのも、かといって捨てるのも躊躇してしまいます。
この場合、一度みかんを水道水で洗ってしまって、水分を拭き取りながら、傷の有る無しをチェックしていくのが無難。
傷があり、皮が柔らかくなってしまっているようなら処分したほうがいいかもしれません。
また、洗った後は元の段ボール箱に戻すのではなく、通気性のよい買い物カゴなど、別の容器に移し替えて保存するのがおすすめです。
みかんをカビや傷みから防ぐ保存方法
箱買いしたみかん、段ボール箱のまま保存しているみかんは特にカビが生えやすいです。
これは、カビが湿度を好むことにあります。
段ボールは湿気を吸いやすく、またみかん同士の隙間にある空気中の雑菌がカビの元となり、更に温度が高ければ活発に繁殖してしまいます。
また、傷んだみかんは更にカビが増えやすく、腐ったみかんに繁殖した雑菌が隣り合ったみかんに移ってしまうため、購入時に全てのみかんをチェックして、傷があるみかんから先に食べるのが長期間みかんを保存するコツでもあります。
箱買いしたみかんはそのまま保存するのではなく、カゴやコンテナボックスなどに新聞紙を敷いて、状態のよいみかんから、ヘタを下向きにして並べていきます。
1段ごとに新聞紙を挟んで並べることで、空気に触れにくく、潰れにくくなります。
直射日光や暖房が効いた場所を避け、風通しのよい冷暗所に置きましょう。
冷蔵庫にいれてもいいの?
みかんを長持ちさせるには冷暗所で保存!…というのはわかっていても、マンションなどではいい感じの冷暗所が確保できないことってあります。
うちの場合でも、リビングや寝室は暖房&加湿器が効いているし、廊下は狭くてトイレや洗面所、お風呂場が近いので清潔感や湿気が心配。
玄関も同様に狭いので置き場所は確保できず、かといってベランダに置いてて雨が降ったら…?
唯一寒そうな夫の部屋に…はい、怒られました(-_-;)
そんなわけで、時期と量によっては冷蔵庫(野菜室)で保存する事も多いです。
ただし、みかんって常温保存が基本で、冷蔵庫はNGとされているんですよね。
乾燥してしまうことと、甘味が減ってしまうことが理由なんだそう。
そのため、キッチンペーパーで1つづつ包んで冷蔵庫に入れますが、甘味が減っているかどうかは正直よくわかりません。
確かに長期間冷蔵庫にいれていたみかんは最初に食べたみかんと比べたら美味しくないような…。
でもカビさせちゃうよりはマシかな、と思うので、沢山もらった時などは冷蔵庫を活用しています。
冷凍みかんの作り方、おすすめは?
長期保存が難しいなら、冷凍する方法もありますよね。
冷凍みかん、皮むき不要の「むかん」は取り寄せ商品でも人気があります。
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沢山のみかんがあるんだから、自宅で冷凍すればいいんじゃないの、と思うかもしれませんが、通常の冷凍食品は凍らせる温度とスピードが家庭用冷蔵庫とは全然違います。
家庭用冷凍庫の温度ではゆっくり凍ってしまうので、解凍時旨味などが水分と一緒に流れ出てしまい、美味しい冷凍みかんが作れない、という意見も。
自宅で冷凍みかんを作る場合は、皮をむいて、一房ずつにわけて冷凍してしまうのがおすすめ。
また、冷凍する際はバットやアルミホイルに均等に並べて冷凍庫にいれることで、冷凍スピードがアップします。
凍ったらジップ袋に移して保存。
半解凍や、寒い時期はお湯にさっとくぐられてから食べてもOK。
甘味が感じにくくなってしまうので、冷凍みかんにするのは一房ずつ分ける際に、味見して甘味が強いものを選ぶのがおすすめです。
おわりに
箱入りみかんが1つでもカビていたり、腐っていたら、他のみかんの美味しさもなんとなく半減してしまいますよね。
せっかくの美味しいみかん、保存方法次第で持ちも変わってきますので、箱のまま放置せず、傷や湿度、温度を気にしてみてはいかがでしょう?