鹿児島のシンボル・桜島。
大噴火を繰り返しながら、島の形をかえ、大正噴火で大隅半島と陸続きになった桜島は、60年以上活動を続ける世界的にも珍しい活火山として、注目を集めています。
火山なのに人が住んでるの?!と驚くかもしれませんが、学校もあれば、車で一周することもできます。
海外からの観光客も多く、あちこちに展望台などがあり、桜島だけでなく、錦江湾や薩摩富士、霧島連山を眺めることもできます。
桜島定番のおすすめ観光スポットと、その周辺でのランチやカフェ情報をご紹介します。
温泉や、子供とおでかけできる場所もチェックしてみてくださいね♪
桜島のおすすめ観光スポット
鹿児島に住んでいると、桜島の魅力をすっかり忘れがちですが、(市内側から見ているだけで十分、と…^^;)行って見ると、いろんな観光スポットが点在しているものです。
桜島観光のおすすめ定番スポットと周辺のお食事処やカフェなどをご紹介します。
桜島観光の定番、湯之平展望所
桜島は現在も活動を続ける活火山。
一般の人はこの湯之平展望所が、桜島で立ち入ることができる最高地点(標高373m)です。
桜島港からは、車でおよそ15分ほど。観光バスのコースにも組まれています。
鹿児島市内の夜景を見られるスポットとしても人気。
石垣にハートの石が7つ組み込まれていて、全部見つけると幸せになれるとかなんとか…^^;
桜島の状態によっては立入禁止となることがあるので、事前に確認しておきましょう。
>>>【桜島・錦江湾ジオパーク】現在の桜島の噴火警戒レベルや風向きは?
湯之平展望所周辺ランチ「味の里 珍満」
湯之平展望所周辺というより、途中(ちょっと立ち寄る位置)にあるお食事処「味の里 珍満」。
チキン南蛮やチャンポンが人気で、広々とした店内もお昼時は混み合うことも。
定休日は木曜日ですが、仕出しなどで変更となる場合があるので、事前に確認しておいたほうがいいです。(099-293-2848)
桜島の噴火を物語る場所、黒神埋没鳥居
大正3年の大噴火で、あっという間に埋め尽くされた「腹五社神社」の鳥居。
高さ3mの鳥居の、約2mほどが火山灰などによって埋もれた状態で残されています。
桜島港から山を挟んで反対側(大隅半島側)のスポットで、車でおよそ30分ほど。
周辺には昭和溶岩地帯展望台(黒神ビュースポット)、黒神埋没鳥居のレプリカや桜島の噴火写真などを展示している「旅の里 火山展望台」があります。
少し離れますが、大隅半島に渡って「たるみず道の駅」に向かう途中にも、最近注目を集めるようになった「牛根麓稲荷神社の埋没鳥居」があります。
黒神埋没鳥居周辺のランチ、カフェ
五平餅が人気の「かふぇはましま」。
昭和火口を望むテラス席で美味しいコーヒーをいただけます。
また、桜島の名産の一つ、椿油を使ったちゃんぽんを食べられる「椿の里」は黒神埋没鳥居のすぐ向かいです。
桜島らしさを感じる有村溶岩展望所
有村溶岩展望所は桜島港から南側へ、国道224号からすぐなので、アクセスしやすい展望所です。
ゴツゴツとした溶岩原にクロマツが根を張っていて、桜島のイメージにぴったり。
湯之平展望所より、こちら押しの意見もあります。(1日あればどっちも十分行けますけどね)
整備された遊歩道は時間や体力でコースを選べるようになっています。
ライオンの形をした岩などもあり、天気がいい日は錦江湾の眺めもいいですよ。
桜島の新観光スポット!長渕剛「叫びの肖像」
2004年に桜島で開催された、長渕剛のオールナイトコンサート。
その情熱のシンボルとして建立された「叫びの肖像」は、赤水展望広場にあります。
桜島の溶岩を約50t使用したモニュメントは高さ約3.4m!
ファンにはたまらない場所ですが、そうでなくても、景色が良いスポットなので、天気がよければ立ち寄ってみては。
赤水展望広場・叫びの肖像周辺のランチ
旅の駅桜島 桜島物産館
桜島大根の大きなオブジェが撮影スポット。お土産品販売もある、大型レストランなので、ファミリーにもおすすめです。
レストランの営業時間は8:30〜15:00。
桜島木花館
ハンバーグやパスタなどを楽しめる洋食屋さん。
営業時間は11:30〜14:00のランチのみで、不定休。砂防センターのむかいにあります。
カフェ豆ん茶家
自宅を開放して作られたカフェで、日替わりランチと自家焙煎の美味しいコーヒー。
細い路地を入っていたところにあるけれど、看板があるので迷う事はなさそう。
ランチは要予約(090-9479-5356)。
桜島の足湯・温泉も人気!
桜島には温泉もあります。日帰り入浴や足湯だけを楽しむことも。
国民宿舎レインボー桜島のマグマ温泉
桜島港からも徒歩圏内、食事や休憩、宿泊もできる国民宿舎レインボーには、日帰り入浴もできる「桜島マグマ温泉」があります。
鉄分豊富な茶褐色の温泉は湯冷めしにくのが特長。
ボディソープやリンスインシャンプーが常備されているので、手ぶらでいってもタオル(200円)だけ購入すればなんとかなるかも(笑)
温泉は10:00〜22:00、大人390円、子供150円です。(水曜日は13時から営業)
バリアフリー設計の家族風呂もありますよ♪(1時間予約制)
桜島溶岩なぎさ公園&足湯
帰りのことを考えると入浴までは抵抗が…。
それなら、桜島溶岩なぎさ公園内の足湯を楽しみましょう!
全長101mの足湯は、天然温泉を利用した赤褐色の湯。近くの国民宿舎レインボーや、桜島ビジターセンターでタオルを購入することができます。
営業時間は9:00から日没まで。 料金は無料です。
桜島港周辺でのランチ
国民宿舎レインボー桜島にも、お子様ランチから和食、イタリアンまで提供するレストラン「アルコバレーノ」がありますが、道の駅「桜島」火の島めぐみ館もおすすめ。
地元で採れた旬の野菜やお土産などを販売する物産直売所とレストランが併設。
桜島産にこだわったメニューの提供に力をいれています。
私が大好きな桜島小みかんをつかった、うどん(!?)やソフトクリームが人気です。
定休日は第3月曜日(祝日の場合翌日)。
白浜温泉
桜島港から北へ車で約10分。
バス停からもすぐ近くの、さくらじま白浜温泉センターは、源泉かけ流し・黄土色のお湯で、露天風呂のほか電気風呂や寝湯などを楽しめます。(家族風呂もあり)
毎月26日の「温泉の日」には通常390円が100円で入浴できるのだそう。
定休日は毎月10日。(土日祝日の場合は翌日)
白浜温泉周辺でランチ
桜島大根などを生産している農家さんのカフェ、「Cafeしらはま」では農家ならではのヘルシーランチやカレーを頂く事ができます。
営業時間は10時~17時、月曜日・第1、第3火曜日が定休日となっていますが、農作業によって変動しますので、事前に確認しておきましょう。(099-293-2887)
古里温泉
桜島シーサイドホテル
施設の老朽化はあるものの、錦江湾を目の前に入る混浴露天風呂を目当てに訪れる方も。
日帰り入浴は500円(11:30〜20:00)。
さくらじまホテル
こちらも施設に年期は入っていますが、錦江湾に面した露天風呂が人気。
日帰り入浴540円(14:00~19:00)。
不定休なことと、降灰などで利用不可な事もあるため、事前に問い合わせたほうがいいです。
>>>【楽天トラベル】さくらじまホテルの宿泊予約・口コミは?
古里温泉といえば、昔は浴衣を着て入る混浴露天風呂が有名でしたが、ふるさと観光ホテルと共に閉館しています。
桜島に子供と一緒ならどこにいく?
せっかくの鹿児島旅行、桜島にも行って見たいけど、子供にはつまらないかも…?
子供と一緒でも楽しめる桜島スポット、あります!(笑)
鹿児島県民ファミリーでも、週末に遊びに行ったりしますよ♪
桜島自然恐竜公園
桜島フェリー乗り場から左側に進んだ高台にある、桜島自然恐竜公園。(入場無料)
実物大の恐竜が遊具となっていて、大きな滑り台は一番人気。
大人だけでいくとがっかりしそうなこの公園も(笑)、小さな子供には刺激的なようです♪
桜のお花見スポットでもありますが、夕暮れ時は鹿児島市内の夜景が灯りはじめ、フェリーが行き交う光景がきれい。
道のりは傾斜があるので、大人でも10~20分くらいかかるかと思います。
お子様連れなら、車での移動が便利です。
夏場は遊具が熱を持つので、時間帯にはご注意くださいね!
手軽に釣り体験!桜島海づり公園
桜島港から徒歩で約10分、国民宿舎レインボー桜島から海側に進むと、桜島海づり公園があります。
釣り料は大人200円、小人100円。(見学だけの入園は半額)
さお、バケツ等全てレンタルできるので、手ぶらできても大丈夫!
初心者でも簡単に釣りを楽しめます。
桜島ビジターセンター
桜島港から徒歩10分ほどの距離(なぎさ公園などの近く)。
桜島について解説や展示などがあり、観光案内も担っています。
また、「桜島足湯体験」や「桜島カヤック」など、桜島を体験するツアーやイベントの拠点ともなっています。
おわりに
ゴールデンウィーク、夏休みと、桜島観光スポットも賑わう季節。
主要観光スポットなら、バスで巡ることもできますが、今回ご紹介できなかったスポットもまだまだあります。
桜島は駐車場無料という場所がほとんどなので、車でのアクセスはおすすめですよ♪
風向きによっては灰が舞い上がることもありますので、帽子やマスクを持っていくといいかもしれません。
市内からの眺めもいいですが、実際に上陸してみるのも、旅のいい思い出になると思いますので、ぜひスケジュールに組んでみてはいかがでしょう?
※ご紹介した店舗情報などは、記事掲載時のものです。