
新築物件に入居して3年目の夏。
ある朝リビングに下りた瞬間、私の嗅覚センサーがムムッと反応。
なんかこの部屋、カビ臭い…?!
ニオイの元はなに?原因は?
緊急にエアコン掃除が必要になった時、洗剤は何を使えばいいの?アルコール除菌は?
自分でファンを掃除してみました!
エアコンがカビ臭い!原因はなに?
我が家は1階のリビングと2階の寝室にエアコンは元々ついていたは新築の賃貸。
エアコンも当然新品で、2つとも同じ機種。
昼間はリビング、夜は寝室のエアコンが作動している状態なので、どちらも使用期間はほぼほぼ一緒。
なのに、ある朝急に、リビングに下りた瞬間カビの臭いを察知し、エアコンをチェックしてみると、送風口のあたりに黒カビの姿が…(゚Д゚;)
慌てて2階のエアコンを覗いて見るも、こちらはきれいなまま。
まさか…
1階エアコンのリモコンを手に取ってみると、「内部クリーン」の表示が消えてる!
内部フィルターとは、冷房を切った際に、カビの原因となる結露の発生を抑えるために、内部を乾燥させてくれる機能。
最近は内部の熱交換器をクリーニングしてくれる機能がついたエアコンもありますが、内部クリーンはその先駆けともいえる機能。
これがあるだけでカビの発生がかなり抑えられると実感しているため、常にONの状態だったはずなのに…。
いずれにしても、このままエアコンをつけてしまったら、カビの胞子が部屋中に巻き散らかされてしまう!
エアコンクリーニングは業者に任せるのが一番なのはわかっていますが、1日たりとも放っておけないし、今日の予約なんてとれるわけない。
幸い私は休日だったので、急きょエアコン掃除を決意!
エアコンを自分で掃除するなら洗剤は?
カビが発生しているのだから、カビキラー!…とはいかないですよね。
換気しながらでないと使えないし、臭いはキツイし、残留しないようにしっかり洗い流さないといけないし、アルミ部分が腐食する可能性もあるし…。
一般的には中性洗剤を薄めたものを使用していいようですが、エアコンクリーニング専用の洗剤もありますよね。
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![]() エコワン スイスイクリーン <エアコン内部クリーナー> 2本セット |
↑アルカリ電解水なので、使用後は水と一緒に蒸発してくれる優れモノ!
でも使い方をみると、エアコンのフィルターをはずすと見える、アルミの板が細かく並んでいる熱交換器部分(フィン)を綺麗にするためのクリーナーなんですよね。
確かにカビ臭がする我が家のエアコンですが、フィルターは定期的に洗っているし、今年からはフィルターonフィルターで、ホコリをブロック。
フィンにもほこりやカビなどは全く見当たりません。
となると、今回掃除すべきは送風口の奥にある、ファンなんです。
ルーバー(風向き調整)の奥にある、黒い筒状のファンは風を作って部屋に送り出す役割を持つ部分。
フィン同様、素人が簡単に取り外したりできるパーツではないし、沢山のプロペラがついた水車のような構造なので、掃除が厄介な部分。
ファン専用の洗剤として有名なのが、くうきれいですよね。
でもうちの近くでは売ってない!
真夏日が続いている中、エアコンをつけずにクリーナーが届くのを待ってる余裕なんかありません。
エアコンのファンをアルコール除菌で掃除!
家の中にあるもので、黒カビを除菌できるもの…アルコール除菌!
黒カビはアルコール消毒や熱に弱いというし。
エタノールもアルコールの一種なので、エタノールが含まれている除菌ウェットティッシュを使っていきます。
容器がモノトーンなのでお気に入りのシルコット除菌ウェットシート。
アルコールは揮発性が高いので、洗い流しも不要ですしね。(そのかわり火気厳禁)
そうと決まったら、早速準備です!
足場を用意して、エアコンのコンセントを抜き、ごみ袋で養生(ゴミ受け)、ルーバーを丁寧に外していきます。
ルーバーが外せないものは、無理をすると破損してしまうので、隙間から掃除せざるを得ませんが、今回のエアコンは外して洗えるようになっていました。
見えずらい画像とはいえ、恥を忍んで公開しますが、ファンには黒カビの姿が…(涙)
ファンの表面を除菌シートでさっと拭いてみると…
いやぁぁぁぁ!(T_T)
冷房稼働前にチェックした時にはきれいだったので、1シーズンも利用しない間にカビが発生したことがわかります。
筒状になっているファンの羽根(プロペラ?)は隙間が狭いため、細い棒のようなものが必要です。
歯ブラシでは表面くらいしか掃除できないので却下。
先が細くなっている形状の割り箸(某お弁当屋さんのもの)に、除菌シートを巻き付けるようにして、ファンの羽根を一枚一枚拭いていきます。
一拭きでこんなに汚れてしまうので、ウェットシートはゴムなどで縛ったりせず、巻き付けた部分を手で押さえるだけで十分。
手荒れが気になる方は、薄手でできればフィットする使い捨て手袋があると便利です。
シートの汚れた部分はこまめに巻き直して、根気強く拭いて行きます。
羽根を破損しないように、力加減に注意して。
ファンはくるくる回るので、もう一方の手で押さえながら作業すること1時間半。
シートに汚れがついてこなくなるまで作業を繰り返し、除菌シートを2個近く使い果たしてしまいました。
そのかわり、ファンは見違えるようにスッキリ!(わかりにくい…)
養生していたゴミ袋にも、こんなに汚れが…。
仕上げにエタノールスプレーも使って、ファンの奥のパネルも拭いておきました。
しばらく乾燥させてからエアコンを作動させてみたところ、カビ臭は消え、翌朝のリビングの臭いもうそのようになし。
これでなんとか夏を越せそうですが、奥にあるドレンパンなどはさすがと自分で掃除できないので、シーズン空けには業者にエアコンクリーニングを依頼する必要がありそうです。(あ、でもそろそろ転勤もありそうなのよね…)
おわりに
エアコンを自分で掃除するのって、本当に重労働。
ファンだけで済んだからよかったものの、フィンまで汚れているようならお手上げだったかも。
専用クリーナーを使っても、ゆすぎが不十分だと余計カビが生えたり、機械に不具合が生じたりするため、結局は大変な作業になります。
かといって、エアコンクリーニングは高額。
エアコン内部にほこりをためない、カビを生えさせないのが一番ですね!
電源を切る際には内部クリーンの表示をしっかり確認しようと思います。